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毎月23日 国産小ねぎ消費拡大の日

小ねぎ

 毎月23日は国産()ねぎ消費拡大の日。国産小ねぎの販売促進する目的で、小ねぎ主産県協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「小ねぎ記念日(11月23日)」の23日から、毎月23日とした。

小ねぎとは

 小ネギとは、若いうちに収穫した葉ネギの事で、万能ネギとも呼ばれる。

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 小ねぎ(こねぎ)とは、青ネギ(葉ネギ)を若取りしたものを指します。一般的には葉鞘径が5ミリメートル (mm) 程度、長さ50センチメートル (cm) 程度のものが流通しており、細ねぎ、万能ねぎなどとも呼ばれ、品種や産地によってさまざまな呼び名が存在します。これらの小ねぎは料理の彩りや薬味、汁ものなどに使われることが多く、特に緑色の葉の部分はβ-カロテンが豊富で、緑黄色野菜に区分されています。市場に出回る形態としては、100グラム (g) 単位で袋詰めされたものが一般的です。

産地と品種

 各地の農業協同組合では小ねぎのブランド化が行われており、産地や品種による特色が出されています。例えば、山口県の下関市では「安岡ねぎ」、福岡県朝倉市では「博多万能ねぎ」、佐賀県唐津市では「うまかねぎ」、大分県では「大分味一(あじいち)ねぎ」、高知県では「やっこねぎ」、宮城県では「仙台小ねぎ」、名古屋市では「なごやっこ葱」などの名で栽培され、それぞれが市場に出荷されています。

特色のある品種

 特に注目すべきなのが、「博多万能ねぎ」です。これは福岡県朝倉市で栽培されている小ねぎで、「生でよし、煮てよし、薬味によし」と三拍子揃っていることから「博多万能ねぎ」と名付けられました。「万能ねぎ」は商標登録されており、この名前を使えるのはJA筑前あさくらから出荷された「博多万能ねぎ」だけです。

 また、「安岡ねぎ」は下関のふぐ鍋の定番ネギとして知られ、うどんや瓦そばなどにも使用されます。「うまかねぎ」は緑色が濃くて香りが高く、歯肉がしっかりしているため、刻んでも輪がつぶれず、適度な辛味と甘味があるため、お料理の立役者としても主役としても使うことがおすすめされています。

 さらに、「なごやっこ葱」は水耕栽培で作られており、名古屋市立の小学校給食にも使われています。これらの品種の中には、「鴨頭ねぎ(こうとうねぎ)」という高級品種もあり、山口県や福岡県で栽培されています。「鴨頭ねぎ」は極立性で伸びの良いF1品種で、緑色が濃く、ふぐ料理に欠かせないため、「ふぐねぎ」とも呼ばれています。

栽培

 小ねぎの栽培については、一般的にビニールハウスを利用した施設栽培が行われており、周年で出荷が行われています。これにより、季節を問わずに小ねぎを手に入れることが可能で、さまざまな料理に活用できることから、料理人からも愛されています。

 このように、小ねぎはその種類や特性により、料理の風味を引き立てたり、見た目を彩ったりする役割を果たしています。栽培地や品種によっても特色が異なるため、料理の味わいを深めるために、それぞれの特性を活かした使い方をすることがおすすめです。それぞれの地域で愛されている小ねぎの存在は、日本の食文化の豊かさを示していると言えるでしょう。

小ねぎ主産県協議会

 小葱の主産6県のJA全農の県本部である、JA全農みやぎ・高知県園芸連・JA全農ふくれん・JA全農おおいた・JAグループ佐賀・JA静岡経済連で構成された組織。産地の枠を超えた小ねぎ全体の消費拡大を目標としており、年に一回「小ねぎ記念日(11月23日)」の前に合同での試食宣伝会を開催している。