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毎月16日 十六茶の日

 毎月16日は十六茶の日。アサヒ飲料の健康16素材をブレンドして作られた「十六茶」を飲んで、自分の身体や大切な人を思いやる日にとの願いを込めて、アサヒ飲料株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1年を通じて飲んでもらいたいとの思いと「十六茶」の名前から、毎月16日とした。

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 「十六茶」は、その名前が示す通り、16種類の健康素材をブレンドしたお茶であり、アサヒ飲料から販売されています。この製品は1993年の健康ブームのさなかに発売され、その新規性と健康感から多くのお客様に親しまれるようになりました。その結果、「十六茶」は「ブレンド茶」のパイオニアとなりました。

 その特長として、何といっても「東洋健康思想」に基づいた製品開発が挙げられます。「十六茶」は、「未病」に着目した「東洋健康思想」を反映しています。未病とは、身体の状態を「健康」「未病」「病気」の3つに大別し、身体全体のバランスを重視する考え方です。

 さらに、「十六茶」の名前には深い意味が込められています。「十六」は、東洋健康思想の「六臓六腑四味覚」を指しています。「六臓」は私たちの身体のうちの6つの臓、「六腑」は6つの腑を、そして「四味覚」は甘い、苦い、しょっぱい、酸っぱいの4つの味覚を意味しています。「6+6+4=16」、これが「十六茶」の16の由来なのです。

 また、「十六茶」は2005年にカフェインゼロ設計に変更されました。この変更により、小さい子から高齢者の方、そして妊婦さんも安心して飲むことができるようになり、体調やシーンを気にすることなく、いつでも水分補給が可能となりました。これらのことからも、「十六茶」が健康への配慮を最優先に考え、広範な層に親しまれている理由が伺えます。

 「十六茶」はただの飲み物以上に、その哲学と細やかな配慮が詰まった製品と言えるでしょう。それは、何千年も前から中国で行われてきた複数の素材をブレンドしたお茶の伝統を継承し、現代の健康ブームに応える形で進化した結果なのです。

 十六茶にブレンドされた「健康16素材」とは、東洋健康思想に基づいて厳選された健康素材で、たんぽぽの根・エゴマの葉・発芽大麦・ナツメ・玄米・大麦・昆布・ハブ茶・桑の葉・びわの葉・きび・カワラケツメイ・ハトムギ・とうもろこし・あわ・黒豆(大豆)の16種類。

 ちなみに発売日は1993年3月1日。発売当時の製品では、ハトムギ、緑茶、大麦、玄米、大豆、ハブ茶、ウーロン茶、昆布、よもぎ、霊芝、クコ、熊笹、柿の葉、シイタケ、アマチャヅル、ミカンの皮が原料に使われていました。

 十六茶発売当時は「トロクチャ」「イザヨイチャ」と呼ぶ人もいたそうです。それがきっかけで、今ではすっかりお馴染みの呼び方も、発売当時は「じゅうろくちゃ」とわざわざフリガナが付いていました。