カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

毎月19日(4月は除く) いいきゅうりの日

いいきゅうりの日
引用元:JAあいち経済連

 4月以外の毎月19日はいいきゅうりの日。低カロリーで美味しく、さまざまな料理に活用できるきゅうりの消費拡大を目的に、全国のきゅうりの出荷団体など(21のJA、13の県連、1卸会社)で結成されたいいきゅうりの日プロジェクトが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(1)きゅう(9)り」の語呂合わせから、毎月19日とした。ただし4月19日はJAあいち経済連の西三河冬春きゅうり部会が「良いきゅうりの日」を登録していることから除いている。

キュウリの豆知識

 原産地はインド、ヒマラヤ山脈周辺と言われており、3000年以上前から栽培されていたと言われている。日本に入ってきたのは6世紀頃と言われているが、本格的に栽培されるようになったのは17世紀以降。

 きゅうりは95%が水分でできており、Least calorific fruit(最もカロリーの低い野菜)としてギネスに登録されている。

 実は普段食べているキュウリは未熟な実で、熟すと黄色くなる。

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キュウリの歴史と特性

 キュウリは水分が豊富で、その成分の約95%を占めています。この特性から暑い地域では水分補給として重宝されてきました。その起源は古く、メソポタミア、インド、ギリシャ、エジプトなどで栽培されてきたことが記録に残っています。特にキュウリの原産地はインドのヒマラヤ山脈とされ、インドでは三千年前の栽培記録が残されています。キュウリの漢字表記である「胡瓜」の「胡」の字は、キュウリがシルクロードを通じて東へ渡ってきたことを示しています。

キュウリの日本への伝来

 キュウリは仏教文化とともに遣唐使により日本へ伝えられました。平安時代から栽培が始まり、日本語の「キュウリ」の呼称は中国語の「黄瓜」に由来します。未熟な状態のキュウリは緑色をしており、熟すと黄色になります。この特性から黄瓜とも呼ばれていたそうです。

キュウリの栽培と流通

 日本では一年を通してスーパーや八百屋でキュウリが販売されています。夏は露地での栽培が主流となり、秋から初春にかけてはビニールハウスで栽培されます。ビニールハウスでは気温によっては暖房を使用し、一年中の収穫を可能にしています。

キュウリの栄養価と利点

 キュウリの栄養価は比較的低いとされますが、ビタミン、カロチン、カリウムなどが含まれています。特にキュウリに含まれるカリウムは、体内のナトリウム(塩分)を排出する効果があり、高血圧の予防に役立つと言われています。そのため、高血圧を抱える人や腎臓に問題を持つ人には積極的に摂取を推奨されています。さらに、急性腎炎や膀胱炎、二日酔いの症状緩和にもキュウリは有効とされています。

キュウリの選び方と保存方法

 新鮮なキュウリはそのみずみずしい香りとパリッとした食感が特徴です。キュウリの表面にある突起や刺(いぼ)がチクチクとしているものほど新鮮であるとされます。また、キュウリの曲りは生育途中の栄養状態などによるもので、味や栄養に影響はありません。キュウリの保存方法としては、まず表面の水気をふき取り、ポリ袋に入れて密封せずに冷蔵庫で保管します。これにより、しっかりとした鮮度を保つことが可能となります。