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~今日は何の日?~

毎月20日 ワインの日

毎月20日 ワインの日
引用元:ウィキペディアより

 毎月20日はワインの日。1994年に日本ソムリエ協会が制定した。

 日付は、ワインはフランス語で"vin(ヴァン)"と発音し、同じくフランス語では数字の「20」も"vingt(ヴァン)"と発音することから、毎月20日とした。

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 ワインは、主にブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料で、その味わいや香りはブドウの品種や産地、製造工程などによって無限のバリエーションを持っています。主として「白ワイン」、「赤ワイン」、「ロゼワイン」の3種類に分類され、それぞれが異なる飲食体験を提供します。

 白ワインは主に色の薄い果皮のブドウを原料とし、酸味の強いものは魚料理に合うとされます。白ワインは料理と合わせる辛口からデザートワインにする極甘口まで甘さに幅があります。一方、赤ワインは透き通った赤や濃い紫、あるいは赤褐色で、渋みの成分であるタンニンを多く含むため、長期保存が可能です。また、赤ワインは一般的に肉料理に合うとされ、冷やさないのが普通です。

 ロゼワインは赤みを帯びた淡い色調のワインで、フランス語で「ピンク色」を意味します。その製法は多岐にわたり、赤ワインと同じブドウを白ワインのように醸造したり、赤と白の双方のブドウによる混醸や、赤ワインの醸造途上で色の素である果皮を取り除く方法などがあります。

 ワインの歴史は新石器時代に遡り、ジョージアでは7000年から5000年前に醸造されたとされています。その後、醸造法が南方に伝播し、中東、特にメソポタミアを中心とする地域で広く愛飲されるようになりました。今日では、ワインは世界各地で製造され、飲用されています。

 ワインはただの飲み物ではなく、ギリシャ神話やローマ神話、キリスト教において重要な役割を果たす神聖な存在であり、食文化を牽引する存在の一つとなっています。ワインはその色、香り、味わいを鑑賞する嗜好品としての地位を獲得しており、特にワインペアリング(ワインと料理の組み合わせ)は一つの芸術とも言えます。

 また、近年ではワインは投資の対象ともなっています。特に長期熟成に耐えうる赤ワインは、その価格が年々上昇し、コレクションの対象ともなっています。ワインの世界は深く、広く、そして豊かで、その一杯から様々な楽しみを見つけることができます。

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