カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

1月24日~30日 全国学校給食週間

 1月24日~30日は全国学校給食週間。生徒・教職員・保護者・地域住民らに、学校給食の意義や役割に対しての理解と関心を高めてもらい、学校給食のより一層の充実と発展を図ることを目的に、1950年(昭和25年)に文部省により設けられた。

 日付は、もともと12月24日を「学校給食感謝の日」と定めていたが、この時期は冬季休業と重なる地域もあるため、それを避けて1ヶ月後の1月24日から1月30日とした。

給食の豆知識

 日本の学校給食は、明治22年に山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の私立忠愛小学校で始まったとされている。その後、都市部を中心に広まっていったが、戦争の影響によって一時期は中断されていた。給食が再開されたのは昭和22年1月からで、現在では、小学校の99%、中学校の90%が実施している。

 ちなみに、平成30年度の学校給食における地場産物の使用割合は26%、国産食材の使用割合は76%だった。

◆◆◆

 学校給食は、明治22年に始まり、戦争などの影響によって一時中断された歴史を持っています。昭和21年6月には、食糧難による児童の栄養状態の悪化を受けて、米国のLARAから給食用物資の寄贈を受け、昭和22年1月から再開されました。昭和25年度から、1月24日から1月30日までの1週間を「学校給食週間」と定め、子供たちの食生活の重要性に焦点を当てています。

学校給食の現状と意義

 今日の学校給食は、地場産物56.0%、国産食材89.0%を使用しており、偏った栄養摂取や肥満傾向などの懸念を受け、子供たちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるための重要な役割を果たしています。ナトリウム(食塩相当量)は、1日の目標量の1/3未満を基準とし、「だし」を取って食材のうまみを引き出す工夫も行われています。

学校給食の衛生管理

 学校給食には「学校給食衛生管理基準」が定められており、その過程で遵守すべき事項が数多く存在します。鮮度のよい衛生的な食品の選定、調理作業の工程表、作業動線図の作成、それぞれの調理用器具、容器の備え、レバー式の給水栓、検食の責任者の定めなど、これらの基準をクリアした給食が日々子供たちに提供される仕組みになっています。

学校給食感謝の日

 学校給食は、子供たちの成長と健康を支えるための大切な要素であり、東京都内の小学校でLARAからの給食用物資の贈呈式が行われた日を「学校給食感謝の日」としています。健康的な食生活の基盤づくり、地域産品の活用、味覚教育など、学校給食はこれからも進化し続け、子供たちの心と体の健康を育む存在として、一層の期待と感謝が寄せられています。

記念日とかいろいろ

省庁などが作った記念日