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~今日は何の日?~

2月 省エネルギー月間

統一省エネルギーラベル
引用元:大府市

 2月は省エネルギー月間。省エネルギー月間制定以前に実施されていた、工場を対象にした「エネルギー管理強調期間(毎年1月~3月)」を、一般消費者や官公庁を含めた全国民的な運動期間に発展させるために設けられたもの。

 1976年(昭和51年)3月29日に資源とエネルギーを大切にする運動本部(現 省エネルギー・省資源対策推進会議)によって決定し、翌年の1977年以来実施されている。

 冬季は、灯油・ガス等の暖房用需要を始めとして、家庭におけるエネルギー需要のピーク期であることから、その中でも特に寒さの厳しい2月を省エネルギー月間とした。

 このほかにも、「省エネルギーの日(毎月1日)」「夏の省エネルギー総点検の日(8月1日)」「冬の省エネルギー総点検の日(12月1日)」などがある。

省エネの豆知識

 日本で省エネ政策が始まったのは1970年代。2度の石油ショックがキッカケだった。1978年から始まった省エネの技術研究に関する計画である「ムーンライト計画」、1979年に制定・施行された「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」が日本の省エネの歴史の始まりである。

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省エネルギーの概念

 省エネルギーとは、エネルギーの効率的な使用を目指し、無駄なエネルギー消費を削減する取り組みです。エネルギー源としての石油、ガス、石炭などの化石燃料の使用を減らすことで、環境への負荷を減らし、エネルギー供給の安定化を図ります。

省エネルギーの方法

 省エネルギーの実現には様々な方法があります。家庭では、エアコンや冷蔵庫などの電化製品の効率的な使用やLED照明の導入、断熱材の利用などが一般的です。企業では、省エネ型の機械や設備の導入、業務プロセスの効率化などが行われています。

省エネルギーの効果

 省エネルギーの取り組みにより、エネルギーコストの削減だけでなく、温暖化ガス排出の削減にも貢献します。これによって地球温暖化の進行を抑制し、持続可能な社会の構築に向けた一歩を進めることができます。

法的な側面

 多くの国では、エネルギーの効率的な利用を促進するために、省エネルギーに関連する法規制が整備されています。例えば、日本ではエネルギーの使用効率化に関する法律が存在し、特定の事業者に対してエネルギー管理の強化が求められています。

省エネルギーへの挑戦と展望

 新しい技術の開発と普及、政府の方針、企業や個人の意識向上などが省エネルギーの進展につながっています。再生可能エネルギーの活用、エネルギー管理システムの導入など、今後の取り組みがさらなる省エネルギーの実現に期待されています。人々の暮らしや産業活動と密接に関係する省エネルギーは、未来の持続可能な社会への重要な鍵であり、その推進は今後も注目されるテーマ性となるでしょう。

省エネルギー・省資源対策推進会議

 1973年に起きた石油危機を契機として、1974年に設置された委員会。その名の通り、大量消費使い捨ての生活を捨て、無駄を無くした合理的な消費を進めることにより、物を有効に活用する生活へと生活パターンを転換させること、つまり省エネの推進を目的として設置された。設置当初は「資源とエネルギーを大切にする運動本部」という名前だったが、1977年に「省エネルギー・省資源対策推進会議」となった。

記念日とかいろいろ

省庁などが作った記念日