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2月1日 メンマの日

メンマ

 2月1日はメンマの日。メンマの存在価値の向上と正しい情報の提供を行い、メンマを食べる機会を創出するために、中華材料の輸入販売・メンマの製造販売などを手がける株式会社富士商会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、富士商会の設立日(1950年2月1日)から。

メンマの豆知識

 メンマとは、麻竹のタケノコを蒸して発酵させた食べ物。昭和20年代までは「支那竹」と呼ばれていたが、終戦後、台湾政府から「台湾産なのにシナチクはおかしい」との抗議を受けた結果、「麺の上に載せる麻竹」という意味で「メンマ」に変更した。

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 メンマは、亜熱帯性気候に生育する麻筍(マチク)と呼ばれるタケノコを原料としています。主に台湾の産地である嘉義県や南投県で収穫され、天日乾燥によって保存食として利用されてきました。この乾燥させたメンマは「筍干(スンガン)」として知られ、豚肉や野菜と一緒に煮込むなどして食されています。

 明治時代に台湾の貿易商が筍干を輸出し始めた際、日本では通常と異なる料理法でラーメンの具材として用いることが広まりました。この筍干は、乳酸発酵による独特の香りと、確りとした噛み応えがある食感が特徴であり、日本のラーメンにおける異なる味と香りの世界を生み出しました。

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 株式会社富士商会は、中華食材を専門に扱うメーカー兼商社で、約100年にわたり中国大陸・台湾・東南アジアから直接良質な食材を輸入しています。業務用から家庭用まで多岐に渡る商品を提供しており、特に主力商品であるメンマについては、自社工場での厳格な品質管理のもと、生産と加工を行い、安全性や品質において高い評価を受けています。本場の味を追求し、ますますアジアに広がる貿易ルートを通じて、食材の総合商社へと成長を遂げています。

麻竹

 読み方は「まちく」。主産地は台湾と南中国で、日本では鹿児島県の南部に生えている。