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2月1日 ガーナチョコレートの日

ガーナチョコ
引用元:ロッテ

 2月1日はガーナチョコレートの日。ガーナチョコレートをPRするために、株式会社ロッテが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ガーナチョコレートが誕生した日(1964年2月1日)にちなんで、2月1日とした。

チョコレートの豆知識

 チョコレートの起源は、メキシコ先住民がカカオ豆を潰して作っていた飲み物「チョコラトル」だと言われている。チョコラトルは16世紀にヨーロッパに伝わり、1800年代前半に固形のチョコレートが開発された。日本には江戸時代に入ってきたと言われている。

ブルーム現象

 チョコレートはおよそ28℃以上でココアバターが溶けて表面に浮き出し、その後冷えて固まると、白く粉をふいたような状態になる。これをブルーム現象(ブルーミング)という。見た目がカビに似ているが食べても特に問題はない。

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 ガーナミルクチョコレートは、日本の菓子メーカーであるロッテによって開発された一流のチョコレート商品であり、その名前の由来はチョコレートの主要原料であるカカオの産地、ガーナ共和国から来ています。この美味しいチョコレートの製造は、1964年に始まりましたが、その背後には非常に興味深い物語があります。

 創業者であるスイスの技師マックス・ブラック氏が率いるチームは、「日本人の味覚に合う、最高品質のチョコレートをつくろう」というビジョンの下、日夜研究を重ねました。その結果、口どけなめらかな「ガーナミルク」チョコレートが誕生し、発売と同時に爆発的なヒットとなりました。

 このチョコレートの製造における品質と美味しさの秘密は、最上のグレードのカカオ豆を選び抜く厳しいチェック体制、そしてカカオの発酵と乾燥の工程に手間暇をかける農家の人々の手作業にあります。特に、カカオ豆のサイズ、水分量、発酵状態などを詳細に確認し、合格した良品だけを日本に輸入し、原料として使用しています。

 ガーナミルクチョコレートの特有の甘い香りは、バニラとミルクが演出しています。バニラは、芳醇な香りで人々に愛される香料であり、手間暇をかけて栽培されています。また、雄大な土地で放牧された牛から搾ったまろやかなミルクが、カカオの強い苦みをマイルドにし、甘くコクのある味わいに仕上げます。

 ロッテのガーナミルクチョコレートは、その独特の製法と高い品質が求められる「味の芸術品」として認識されており、それはカカオ豆の厳選、バニラミルクの使用、そしてスイスの技術者による精緻な開発プロセスに起因しています。ロッテがこの製品にかける情熱と努力は、チョコレートの世界におけるその独特の地位を確立しました。さらに、ガーナ共和国に対して「ガーナ基金」を設立し、技術者を支援する活動に取り組むなど、企業の社会的責任も果たしています。このチョコレートは、味覚の楽しみだけでなく、一つの文化としても楽しまれています。

記念日とかいろいろ