カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

2月2日 おんぶの日

 2月2日はおんぶの日。従来のものよりも楽に子どもをおんぶできるひもを製作した神奈川県横浜市在住の母親が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「2」がおんぶしている子供の姿に見えること親も子もニコニコと笑顔でという願いから2月2日とした。

 漢字で書くと「負んぶ」。

 これとは別にもう1つ「おんぶの日」がある。

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 おんぶ、または「負んぶ」と表記されるこの行為は、一人の人物がもう一人の人物を背中に担ぐことを指します。日本の文化では「おっぱ」とも呼ばれることがあります。この行為は、育児、遊戯、歩行に支障がある人の移動支援など、さまざまな状況で行われます。特に、子供が親や保護者の背中に乗る光景は、親子の絆や愛情を象徴する美しいイメージとして捉えられることが多いです。

 おんぶの際には、通常、背負う側が両手を後ろに回し、背負われる側の腰のやや前方を両手で持って体重を支えます。この方法によって、背負われる側の安定と快適さが確保されます。また、「おぶい紐」などの補助具を用いると、おんぶしながら両手を自由にすることが可能になります。

 おんぶの行為自体は他の動物にも見られるものの、親が自発的に子供を背負うのは人間独特の行動とされています。この行為は、人間の社会性や共感、助け合いの精神など、人間の特異な側面を反映していると言えるでしょう。

 歴史的にも、おんぶは人間の移動や育児のための重要な手段でありました。長距離を歩く必要がある場合や、子供を安全に運ぶ必要がある状況では、おんぶが非常に効果的でした。そのため、多くの文化で共通の行為として存在しています。

 おんぶは、単なる移動手段以上の意味を持つことが多いです。親子間での親しみや信頼の表現、共同体の一員としての助け合いなど、人々の心のつながりを強化する役割も果たします。また、おんぶを行うことで、保護者と子供の間の情緒的なつながりやコミュニケーションが深まることがあるため、親子関係の構築にも寄与する重要な行為です。このように、おんぶは人間の文化、社会、感情など、多岐にわたる側面に関連している豊かな概念であると言えるでしょう。