カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

2月4日 レディース・ユニフォームの日

 2月4日はレディース・ユニフォームの日。日本の制服文化を背景に、女性にとってのオフィスユニフォームの必要性や役割、効用などを発信し、ユニフォームマーケットの活性化を図る事を目的に、岡山県岡山市に事務局を置くレディースユニフォーム協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、この日が立春となることが多く、全国的に春夏用の展示会が行われる時期であること「ユ(2)フォー(4)ム」の語呂合わせから2月4日とした。

制服の豆知識

 制服には、連帯意識の向上や、職業・階級を分かりやすく示すといった目的がある。日本で最初の制服は、飛鳥時代の冠位十二階制だと言われている。

レディース・ユニフォームの役割と推移

◆◆◆

 レディース・ユニフォームには、職種や組織を象徴するだけでなく、人と人、人と組織の接触をスムーズに進める重要な役割があります。それは単なる衣服ではなく、着用者の愛社意識連帯感を高め、仕事への意欲や気持ちを引き締める機能を果たします。ユニフォームが相手の信用と安心を得る手段となり、表情を和ませ、同僚との連帯感や仕事への向上心を刺激します。

 ユニフォームの歴史的な推移を見ると、クリミア戦争時の従軍看護婦から始まり、「白衣の天使」と呼ばれる看護婦の白衣など、多岐にわたる展開があります。戦後のスモックは、物資不足の時代に職場ユニフォームの過半を占め、女性の労働環境を支えました。バス車掌のモダンな制服や大阪万博のコンパニオンユニフォームなど、時代ごとにユニフォームは進化し、デザインや機能が向上しています。

 1980年代にはデザイナーがユニフォームのデザインに関与するトレンドが現れ、航空会社の客室乗務員のユニフォームなど、格調高く気品のあるデザインが展開されました。21世紀に入ると、ユニフォームカタログのモデルに日本人のファッション雑誌専属モデルやタレントを起用するブームが起き、ユニフォームのファッション性が一層強調されるようになりました。

 しかし、ユニフォームの重要な役割にもかかわらず、不況時には削減や廃止の対象になることがあるため、ユニフォームの真の価値を正しく理解し、伝えることが求められています。レディース・ユニフォームは、単なる衣装ではなく、職業意識の高揚、組織の一体感の強化、そして顧客との信頼関係の構築に貢献する文化的な存在なのです。

記念日とかいろいろ

衣服の記念日