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2月4日 ぷよの日

ぷよの日

 2月4日はぷよの日。「ぷよぷよ」シリーズの魅力を多くの人にPRするために、株式会社セガが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(2)(4)」の語呂合わせから2月4日とした。

ぷよぷよの豆知識

 「ぷよぷよ」シリーズは、1991年10月にコンパイルから発売された落ち物パズルゲーム。それまで落ち物ゲームと言えば、テトリスのような「自分自身との戦い」が基本だったが、ぷよぷよでは対人要素を取り入れたことにより大ヒットした。「ぷよぷよ通」や「ぷよぷよフィーバー」を始めとした続編も数多く出ている。なお、ぷよぷよを開発したコンパイル社は1998年に経営破綻し、知的財産権はセガに移っている。

ぷよぷよシリーズの概要と影響

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 『ぷよぷよシリーズ』(Puyo Puyo series)は、コンパイルおよびセガが開発・発売した落ち物パズルゲームの総称で、1991年に初代『ぷよぷよ』が発売されました。シリーズは、魔導物語で登場したキャラクターを利用しており、操作対象となるモンスター「ぷよ」や主人公「アルル・ナジャ」などが魔導物語を初出としています。

 初代ぷよぷよのリリースにおいては、ゲームライター手塚一郎らがマイコンBASICマガジンでの宣伝が貢献しました。対戦型格闘ゲームに一般化していた「対戦プレイ」の要素を落ち物パズルに取り入れたことで、シリーズはゲームセンターでの対人戦が盛り上がり、女性プレイヤーやシニア層も取り込みました。この結果、『ぷよぷよ』は老若男女から支持され、『テトリス』と並ぶ落ち物パズルゲームの代名詞となりました。

 シリーズの人気に伴い、全国各地で大会が開催され、参加者は「ぷよら〜」、優勝者は「ぷよマスター」「ぷよキング」と呼ばれる文化が形成されました。全日本ぷよ協会の発足や全日本ぷよマスターズ大会の開催など、コンパイルも拡大を促進しました。

 シリーズの特徴である色のぷよを並べるルールは、色覚異常のあるプレイヤーにとってプレイしにくい課題でした。しかし、最近の作品では色覚多様性に対応した機能が導入され、色だけでなく形状でも区別できるような工夫が行われています。Nintendo Switch用ソフト『SEGA AGES ぷよぷよ通』や『ぷよぷよeスポーツ』などは、色覚異常者の当事者団体であるCUDOの監修のもと、色調調整機能や形状選択機能などが追加され、色覚多様性に対応しています。

 コンパイル解散後、『ぷよぷよ』シリーズの権利はセガが保有し、新作の開発や旧作の移植・リメイクを手がけています。『魔導物語』との共通世界観も存在するが、権利者が異なる状況となっており、シリーズの展開には複雑な背景があります。

 『ぷよぷよシリーズ』は、ゲームのジャンルやプレイヤー層を超えて多くの人々に愛され、ゲーム文化に大きな影響を与えた作品群です。その革新的なゲームプレイや、多岐にわたる展開、社会的な取り組みなどが、シリーズの魅力となっています。

記念日とかいろいろ