カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

2月5日 ふたごの日

 2月5日はふたごの日。双子並びに多胎児の育児がしやすい環境づくりを考える日とするために、双子グッズの専門店である株式会社ベラミが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(2)(5)」の語呂合わせから2月5日とした。

双子の豆知識

 双子が生まれる確率はおよそ100分の1。

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 双子とは、同じ妊娠期間中に二人の子供を産む現象を指します。双子には、主に一卵性双生児二卵性双生児の2タイプが存在します。

一卵性双生児と二卵性双生児

 一卵性双生児は、1つの卵に1つの精子が受精した後に受精卵が2つに分かれて生まれます。一卵性双生児は、遺伝子情報がほぼ100%一致するため、外見が非常に似ており、性別や血液型も同じです。

 一方、二卵性双生児は、2つの卵にそれぞれ別の精子が受精することで生まれます。これは、まるで同時に生まれたきょうだいであるかのようで、遺伝的には平均して50%の遺伝子情報を共有します。そのため、性別や血液型は一致しないこともあります。

不妊治療と双子

 不妊治療の一環として用いられる「排卵誘発剤」は、一度に複数の卵子が排出される可能性があり、それぞれが受精して着床することで、双子を授かる確率が上がります。また、体外受精では、通常2個以上の受精卵を子宮に移植するため、この場合も双子や三つ子を妊娠する確率が上がります。

 近年、不妊治療の普及により、双子を授かる人の割合が世界的に増加しています。しかし、双子の妊娠や出産には一人の場合と比べて特別な注意が必要であり、適切な医療の下での管理が求められます。

 双子の存在は、人間の生殖と遺伝の奇跡を象徴するものであり、その成り立ちからして興味深い現象です。双子が同じ遺伝子情報を共有する一卵性双生児であれば、その同一性は驚異的です。一方、二卵性双生児では、遺伝子情報が半分しか一致しないため、異なる個性が現れることもあります。これらの違いは、双子の研究において重要な手がかりを提供し、遺伝と環境がどのように我々の身体や行動を形成するかについての理解を深める機会となります。