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2月7日 オリンピックメモリアルデー

 2月7日はオリンピックメモリアルデー。1998年2月7日に長野冬季オリンピックの開会式が行われたことを記念して、公益社団法人日本青年会議所北陸信越地区長野ブロック協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 自然との共生を広く世界に呼び掛けた長野冬季オリンピックの精神を永遠に伝え、自然・環境との関わりを考える日とする。

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 1998年長野オリンピックは、1998年2月7日から2月22日まで日本の長野県で開催された歴史的な冬季オリンピックでした。この大会は20世紀最後の冬季オリンピックであり、日本で開催された3回目のオリンピックでもありました。

開催地と競技会場

 長野オリンピックの競技会場は、長野市を中心に白馬村、山ノ内町、軽井沢町、野沢温泉村に配置されました。特に長野市は人口が最も多く、主催都市(Host City)として機能しました。長野は冬季オリンピックの歴史上、最も南にある開催地であり、最も低緯度でした。

競技内容とテーマ性

 このオリンピック大会では、スキー、スケート、アイスホッケー、ボブスレー、リュージュ、バイアスロン、カーリングなど7種目、68種類の競技が行われました。大会のテーマとして「自然との共存」が掲げられ、自然環境と高度なテクノロジーが共存するオリンピックが目指されました。

大会の準備と運営

 長野オリンピックの開催準備は入念に行われ、最新鋭の設備が投入されました。特に雪不足が心配されたため、人工雪で条件を整えるなどの努力がなされました。結果として、大会は大成功を収めました。

交通インフラと地域の活性化

 長野オリンピックの開催に伴い、新しい新幹線の路線が開業し、時速260キロメートルで東京と長野を約1時間半で結ぶ交通インフラが整備されました。オリンピック前と中、長野市はオリンピック歓迎ムード一色に包まれ、地域全体での盛り上がりが見られました。

 1998年長野オリンピックは、技術と自然の融合、地域社会との一体化、国際共同体との連携など、多岐にわたる側面で成功を収めたオリンピックでした。72の国から選手・役員4638人が参加し、延べ144万2700人の観客が会場に集い、世界中からの注目を集めました。新しい交通インフラの整備や地域の活性化など、オリンピック後の長野県にも多大な影響を及ぼしました。

オリンピックの豆知識

 現在開催されているオリンピックは近代オリンピックとも呼ばれ、1896年にギリシャのアテネで第1回大会が開催された。近代オリンピックに対して古代オリンピックと呼ばれる大会もあり、これは紀元前のギリシャで行われていた。

記念日とかいろいろ

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