カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

2月8日 にわとりの日

華味鳥
引用元:トリゼンフーズ

 2月8日はにわとりの日。命を頂いているという意識を持ち、鶏に感謝する日とするとの思いから、九州北部で「華味鳥(はなみどり)」を育てているトリゼンフーズ株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(2)(8)とり」の語呂合わせから、2月8日とした。

華味鳥

 華味鳥とは、トリゼンフーズのオリジナル銘柄鶏の名前で、海藻・ハーブ等のエキスを米糠・大豆粕などに混ぜて長期発酵させた専用飼料で育てている鶏。肉の色が瑞々(みずみず)しく、もも肉は華やかなピンク色である事から「華」の字を入れた。

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 華味鳥(はなみどり)は、九州北部で育てられる特別な養鶏のブランドで、その名前は鮮やかなピンク色の鶏肉から名付けられました。この鶏肉は特有の臭みが抑えられ、はっきりとした旨みと歯ごたえがあります。

華味鳥の育成方法

 華味鳥の美味しさの秘訣は、その育成方法にあります。開放的な鶏舎で、海藻やハーブ、ぶどうの絞り粕や木酢液などと共に、腸内環境を整える飼料を与えて健康的に育てています。このような飼育環境は「開放鶏舎」と呼ばれ、鶏にとって快適な状態の維持に努められています。天気や鶏舎内の状態に応じて窓の開閉、日除けなどの作業がこまめに行われ、外部からの侵入を防ぐために金網やカーテンを取り付けるなど、万全な対策が施されています。

アニマルウェルフェアの取り入れ

 華味鳥の飼育は、快適性に配慮した家畜の飼育管理の考え方である「アニマルウェルフェア」の理念を取り入れています。自然の姿に近くストレスの少ない開放鶏舎にこだわり、鶏が健康に成長する環境を提供しています。

華味鳥の歴史

 華味鳥の歴史は、福岡市博多区にある吉塚商店街で1949年に鶏肉店「とり善」が始まったことに遡ります。現トリゼングループの原点であるこの店は、「仕入れて売る」のではなく、「育てて売る」という方針を立て、1970年に養鶏業に乗り出しました。これが華味鳥の始まりで、以来、美味しさにこだわり続けてきました。

華味鳥の展開

 現在、トリゼングループは飼育から肉の処理、加工、流通まで一貫して管理し、九州の自然に感謝しながら成長しています。華味鳥は、スーパーや飲食店での提供を通し、さまざまな食のシーンに欠かせない存在になっており、美しさと美味しさの両立を実現しています。

 華味鳥は、健康そのものの育成方法、自然と調和した飼育環境、そしてその美味しさと美しさを追求する姿勢が、多くの人々に愛される理由です。九州産の誇り高い鳥である華味鳥は、日本の食文化の一端を担い、今後もその地位を高めていくことでしょう。

日本の鶏史

 鶏は2000年ほど前には日本に入ってきていた。しかし、奈良時代に出された殺生禁断令によって肉だけでなく鶏卵を食べることも禁止された。また、仏教では殺生を悪とみなし、卵も生き物のカテゴリーに入れていたことも影響し、長い間卵を食べることは悪いことだと信じられていた。日本で卵が食べられだしたのは江戸時代に入ってからで、一般家庭に普及し出したのは昭和の中期頃から。

記念日とかいろいろ