2月8日 スパの日
2月8日はスパの日。「スパ」に関する知識の普及と、その水準を高めるために、特定非営利活動法人「日本スパ振興協会」が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、「
スパの豆知識
「スパ」という単語が何を指しているのかはとても曖昧で、実際に色々な団体が割と好き勝手言っている。とは言え、ある程度共通した部分もあり、特に「美容・健康を促進するための施設」という点では一致している。ちなみに日本スパ振興協会は、「スパ」とは「健康と美の維持・回復・増進を目的とする施設の総称」と定義している。
スパと温泉の違い
日本には温泉法という法律があり、温泉を名乗るには温泉法で定められた水温や含有量などの条件をクリアしなければならない。つまり「温泉」とは温泉法の条件を満たした風呂の事で、「スパ」とは、美容や健康のための施設を指している。
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スパとは、健康と美の維持、回復、増進を目的として、温浴、水浴をベースに、くつろぎと癒しの環境と様々な施術や療法などを総合的に提供する施設であると定義されます。スパの語源にはいくつかの説があり、ベルギーの「スパ」という都市に由来するという説やラテン語系の「水による健康」などの意味があるとされています。スパは、温泉や水を利用した治療、癒し、健康増進が中心となっています。
スパの3つの意味
スパ(SPA)は語源学的に大別すると、3つの意味があります。1つめは「温泉、温泉地」、2つめは「温泉、鉱泉を利用した治療を提供する保養施設」、そして3つめが新たなスタイルのスパといえる「スパ・ムーブメント」です。
スパ・ムーブメント
スパ・ムーブメントは1991年に米国で形作られ、モダンスパがローマンバスなどの西欧の伝統的なスパの文化を継承しています。このムーブメントの根幹はホリスティックな(全人的な)健康観であり、人々の価値観、ライフスタイルの変化と密接に関係しています。
現在のスパ産業
現在、急成長産業として「スパ」が注目を集めており、様々なサロンや店舗が急増しています。しかし、スパの定義が定着せず、曖昧な視覚的イメージが先行しているため、スパとは何なのかが明確に掴めないでいる状況も存在します。これにはエステティックサロンや温泉、温浴施設、リゾート地や高級シティホテルでの女性のイメージなどが交錯しているためです。
スパのエッセンス
米国で生まれたスパ・ムーブメントには「健康の捉え方」「ホスピタリティー」「インテグレーション」の3つのエッセンスがあります。スパの健康の捉え方は「心・体・気=意識(Spirit)がバランスよく調和していること」で、単に「病気ではない状態」ではなく「生きがいを感じ、気が充実した幸福な状態」を健康と捉えています。
スパはまた、現代人のストレス過多の生活に対する癒しの場としても機能しており、特にリラクセーションや気づき(Awakeness)、癒すことを目的とするプログラムが注目されています。ヨーガや心・身体・霊性の調和を目的としたプログラムなども、今後のスパ産業の伸びる分野とされています。
結論として、スパは単なる癒しの場所ではなく、健康なライフスタイルの獲得を目的とした利用者を支援する施設であり、水をはじめとした自然の力を利用にした各種の伝統的な療法、自然療法を総合的に提供する場所です。そのため、スパは現代社会において、健康と美の追求、そして心身の調和を求める人々にとって重要な存在となっています。
記念日とかいろいろ
2月の記念週間など
2月8日の記念日
風呂の記念日
- ファーストバスデー(1月15日)
- お風呂の日(2月6日)
- スパの日(2月8日)
- 温泉マークの日(2月22日)
- 高齢者安全入浴の日(2月4日)
- 霧島湯路223の日(2月23日)
- サウナの日(3月7日)
- 温泉むすめの日(3月15日)
- 日本入浴協会・よい風呂の日(4月26日)
- 長湯温泉「源泉のかけ流し」記念の日(5月24日)
- 源泉かけ流し温泉の日(5月26日)
- 杖立温泉・蒸し湯の日(6月4日)
- 露天風呂の日(6月26日)
- 夏風呂の日(7月26日)
- パパフロの日(8月26日)
- バブの日(8月2日)
- 岩室温泉・黒湯の日(9月6日)
- メディカルスパトロンの日(10月6日)
- 銭湯の日(10月10日)
- 村杉温泉・風雅の宿「長生館」大庭園の日(10月28日)
- ととのえの日(11月11日)
- いい風呂の日(11月26日)