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2月10日 二重(ふたえ)の日

 2月10日は二重(ふたえ)の日。目をパッチリと大きく見せ、ハツラツなイメージを与える二重になって、多くの女性にきれいになってもらおうと、ナチュラルな二重が作れる二重メイクアイテム「ダイヤモンドアイリッド」をプロデュースする株式会社SBYが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(2)じゅう(10)」の語呂合わせから2月10日とした。

まぶたの豆知識

 一重瞼は黄色人種のみに見られる特徴で、黒人や白人は基本的に二重まぶたである。また、日本人の二重まぶたの割合はおよそ3割で、残りの7割は一重まぶた。

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 日本人のまぶたの特徴について詳しくお話しします。まず、まぶたの形状は大きく分けて一重と二重の2つに分類されます。日本人は男女ともに、生まれつき一重の人が7割、二重の人が3割程度とされています。したがって、一重の方が日本人の中では圧倒的に多いのです。

 一重のまぶたは、主に北東アジアの地域に多く見られます。シベリアの厳しい寒さから目を保護するために一重まぶたに進化したという説があり、その一部の人々が日本に移住した結果、日本人に一重まぶたの人が多いという状況が生まれたと考えられています。

 また、日本人のまぶたの皮膚は厚く、皮下脂肪や眼窩脂肪と呼ばれる組織が発達している傾向があります。これらの特徴が一重まぶたの形成に関与しています。

 しかしながら、片方だけが二重の人もいます。これは「遺伝」が大きな要素となっています。まぶたの形は遺伝子によって大きく影響を受け、特に一重は遺伝しやすいと言われています。その他、視力の差や特定の行動、目の位置や大きさの差等によっても片目だけが二重になることがあります。

 遺伝については、二重まぶたは一重よりも遺伝しやすいとされています。これは「メンデルの法則」に基づくもので、二重は優性遺伝、一重は劣性遺伝とされています。そのため、両親のまぶたの形状によって子供のまぶたの形状の可能性が変わります。

 しかし、遺伝だけでまぶたの形が決まるわけではありません。まぶたの脂肪が多い、筋力が低い等の要素があると、一重から二重に変わるケースも存在します。

 以上が日本人のまぶたの特徴とその理由です。一重まぶたにコンプレックスを抱いている方もいるかもしれませんが、それぞれのまぶたの形が個々の魅力を引き立てています。一重、二重ともにその人自身の個性や美しさを放つための重要な要素であり、どちらも美しく、独自の魅力を持っているということを認識していただければと思います。

記念日とかいろいろ