2月14日 バレンタインデー
2月14日はバレンタインデー。その起源はローマ帝国時代(1700年前)にさかのぼる。遠征する兵士の結婚を禁じたローマ皇帝クラウディウスに反対したバレンタイン司祭が処刑された270年2月14日を記念日にしたものと言われている。
日本では1958年にメリーチョコレートの経営戦略によって「女性が男性にチョコレートを渡す日」として広まった。
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バレンタインデーの歴史
バレンタインデーは、毎年2月14日に祝われる恋人たちの祭日ですが、その起源は古代ローマ時代まで遡ります。この日が恋人たちの祭日として特別に扱われるようになった背景には、様々な伝説や歴史的事実が絡み合っています。
古代ローマ時代、2月15日に「ルペルカリア」という祭りが行われていました。この祭りは豊穣を祈願するもので、若者たちが市内を走り回り、羊の皮を手にして通りすがりの女性を打つという習慣がありました。これは、打たれた女性が健康で子孫を増やせるという信仰からきていました。
しかし、この祭りの中で「バレンタイン」という名前が出てくるのは、キリスト教の伝道者である聖バレンタインの伝説からです。彼は、当時ローマ帝国で禁じられていたキリスト教の結婚式を密かに執り行っていたと言われています。彼のこの行動はローマ政府により発覚し、彼は処刑されることとなりました。その前日、彼は自分の獄中の看守の娘に宛てて「あなたのバレンタインより」と署名した手紙を残しました。
キリスト教がヨーロッパで広がる中、キリスト教徒はこのルペルカリアの祭りをキリスト教的なものに変えようと考えました。そして、聖バレンタインを讃える日として、2月14日をバレンタインデーと定めました。
中世のヨーロッパでは、2月14日は鳥たちがつがいを作る日とされており、このことからも恋人たちの日としてのイメージが強まったと考えられます。特にイングランドやフランスでは、この日に恋人や好きな人に手紙や詩を贈る習慣が生まれました。
20世紀に入ると、アメリカやその他の国々で、チョコレートや花、カードなどのギフトを贈る風習が広まりました。そして、現代においては、商業的なイベントとしても大変な人気を集める日となり、世界中の多くの国々で祝われるようになりました。
バレンタインデーの起源や歴史を知ることで、この日の特別な意味や背景を深く理解することができるでしょう。恋人たちが愛を確かめ合う日として、また友情や感謝の気持ちを伝える日として、多くの人々に愛され続けています。
日本のバレンタインデー
日本におけるバレンタインデーの歴史は、比較的新しいものです。この西洋の伝統的な行事が日本に導入されるようになったのは、第二次世界大戦後のことでした。
1958年に、あるチョコレート会社が「2月14日はバレンタインデー、愛の告白にはチョコレートを」というキャンペーンを開始しました。このキャンペーンが火をつける形となり、1960年代には他のチョコレート製造会社も同様のマーケティング戦略を取り入れるようになりました。
1970年代に入ると、特に女性向けの雑誌などのメディアを通じて、この風習が若い世代を中心に急速に広まっていきました。日本独特の文化として、「本命チョコ」と「義理チョコ」の区別が生まれるようになりました。恋人や特別な人への愛情を示す「本命チョコ」と、友人や同僚、上司などへの社交的な意味合いでの「義理チョコ」という2つのカテゴリーが定着し、現在に至るまでこの習慣が続いています。
日本のバレンタインデーは、一般的に女性が男性にチョコレートを贈るというスタイルが確立されていますが、この風習は日本独自のもので、西洋のバレンタインデーの伝統とは異なる点です。
また、1980年代には「ホワイトデー」という新しい行事が生まれました。バレンタインデーにチョコレートを受け取った男性が、3月14日に感謝の気持ちを込めて何らかのお返しをするという習慣が広がりました。これもまた、日本独自の文化として確立されています。
各国のバレンタインデー
日本:日本独特の風習として、女性が男性にチョコレートを贈る習慣があります。このチョコレートは、本命の恋人や気になる人に贈る「本命チョコ」、友人や同僚に贈る「義理チョコ」など、贈る相手や目的によって異なる名前がつけられます。また、3月14日の「ホワイトデー」には、チョコレートをもらった男性がお返しをするという風習もあります。
韓国:日本の習慣に似て、女性が男性にチョコレートを贈ることが一般的です。しかし、3月14日の「ホワイトデー」には男性がキャンディを女性に返すのが一般的です。さらに、4月14日には「ブラックデー」という日があり、この日には独身の人々が黒い服を着て、黒いジャジャン麺を食べるという習慣があります。
イタリア:伝統的には、若いカップルが公園や庭で時間を過ごし、恋人たちが詩を交換するのが一般的でした。また、「バレンタインデーのキス」は特に幸運とされています。
フランス:「愛の都」とも称されるパリでは、バレンタインデーは大変ロマンチックに祝われます。カップルはセーヌ川沿いを散歩したり、高級レストランで特別なディナーを楽しむことが一般的です。
ブラジル:ブラジルでは、6月12日の「恋人の日」がバレンタインデーに相当します。この日は、音楽イベントやパーティーが開催され、カップルや家族が集まって祝います。
南アフリカ:伝統的に、女性はバレンタインデーに心を寄せる人の名前を袖にピンで留めるという風習があります。
これらの国々の風習を見ると、バレンタインデーは恋人たちが愛を祝う日として共通していますが、具体的な祝い方や伝統は国や文化によって大きく異なることがわかります。これらの違いを知ることで、バレンタインデーの多様性や文化の豊かさをより深く理解することができるでしょう。
記念日とかいろいろ
2月の記念週間など
2月14日の記念日
恋愛の記念日
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