カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

2月17日 電子書籍の日

電子書籍の日

 2月17日は電子書籍の日。電子書籍の認知度向上や利用促進を図り、電子書籍市場の拡大と豊かな読書体験の提供を目的として、株式会社BookLiveが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、株式会社BookLiveが総合電子書籍ストア「BookLive!」の運営を開始したのが2011年2月17日だったという理由で、2月17日とした。

電子書籍の豆知識

 日本では1990年代からCD-ROMを用いた電子書籍が始まり徐々に普及していったが、ここ数年は利用率が横ばいで、2割程度で頭打ちとなっている。

◆◆◆

電子書籍の進化と現代における役割

 電子書籍とは、紙の形態を持たない、デジタルフォーマットでの書籍や雑誌のことを指します。この電子的なフォーマットは、PC、スマートフォン、タブレット、専用の電子書籍リーダーなどのデジタルデバイスを用いて、いつでもどこでも閲覧することが可能です。一般的には、電子ブック、Eブック、デジタルブックとも称され、これにより読者は物理的なスペースを気にすることなく、多くの書籍を持ち歩くことができるようになりました。

 日本の電子書籍市場は近年、特に成長しています。2021年のデータによれば、電子出版市場の規模は4662億円に達しており、中でも電子コミックが4114億円と圧倒的なシェアを持っています。このデータからも、デジタル化の波が書籍業界に大きな影響を与えていることが明らかです。

 1980年代から90年代にかけては、電子書籍はフロッピーディスクやCD-ROMの形で提供されていました。しかし、インターネットの普及とともに、その配信方法も変わりました。現在の主流は、ネットワークを通じて電子書籍を直接ダウンロードする方法や、データを端末に保存せずにオンラインでリアルタイムに読むストリーミング方式です。

 電子書籍の普及は、出版業界に新たな風をもたらしています。印刷や製本、流通などのコストを大幅に削減することができるため、出版社だけでなく、個人が自らの作品を独自に公開するチャンスも増えました。これにより、多様な声や視点が読者に届けられるようになりました。きっと、このデジタル化の波は、読者と作家の間の新しい関係性を生むでしょう。

株式会社BookLive

BookLiveは、「新しい価値を創造することで、楽しいをかたちにする」を企業理念とし、トッパングループの電子書籍ビジネスを担う企業として設立されました。読者の利便性を最優先に、「いつでも、どこでも、だれにでも、簡単に本が読める環境」の実現を目指し、事業を展開しています。また、設立以来、業界を牽引する様々な企業と連携し、新たなビジネスモデルを創出するなど、電子書籍の新たな可能性の探求を続けています。

記念日とかいろいろ

PCとかITとかの記念日