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~今日は何の日?~

2月21日 日刊新聞創刊の日

 2月21日は日刊新聞創刊の日。1872年2月21日、日本初の日刊新聞「東京日日新聞」(現在の毎日新聞)が創刊されたことに由来する記念日。

 片面だけ刷られた創刊号は1枚140(もん)、1ヶ月分で銀20(もんめ)だった。

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 1872年2月21日に日本で初めてとなる日刊新聞「東京日日新聞」が創刊されたことは、情報の迅速な伝達と広範な拡散の必要性が高まってきた明治時代の日本における画期的な出来事でした。この「東京日日新聞」は後に「毎日新聞」として進化し、今日まで日本の新聞業界で主要な役割を果たしています。

 新聞は長い間、情報伝達の主要な手段として活躍してきました。しかし、近年、インターネットの普及に伴い、デジタルメディアやSNSが情報源としての地位を確立してきたことで、伝統的な新聞の役割は大きく変わってきました。特に若い世代を中心に、紙の新聞を日常的に読む習慣が失われつつあり、新聞社はその読者層の減少に悩まされています。

 この背景を考えると、新聞の歴史やその発展は、時代の変遷や技術の進化、そして社会のニーズの変化を反映したものと言えます。新聞は現代でもその存在感を示していますが、情報を取得する方法や手段が多様化した今、新聞業界もその変化に柔軟に対応して進化を続ける必要があるでしょう。きっと、未来の新聞は私たちが想像しているものとは異なる形で、新たな価値を提供してくれることでしょう。

 漢字文化圏で使用されるお金の単位。「(ぜに)」という硬貨1枚で一文の価値があった。日本では室町時代から明治時代まで使われており、江戸時代後期の1文は現在の価値でおよそ5円。

 尺貫法における質量の単位。一文銭の質量であるという意味から「もんめ」と呼ばれるようになった。日本では明治時代中期まで使われていた。また、江戸時代には銀貨の重さを表す単位としても使われており、江戸時代後期の銀1匁は現在の価値でおよそ350円に相当する。(当時の銀貨は重さ=貨幣の価値だった。)
 ちなみに、日本の五円硬貨の質量は3.75gで、これがちょうど1匁に相当する。

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