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2月22日 折箱の日

折箱の日
引用元:全折食品容器連合会

 2月22日は折箱の日。時代を超えて受け継がれ、日本の食文化を担ってきた食品容器である「折箱」をさらに多くの人に使ってもらい、その魅力を伝えていくために、折箱などの食品包装容器の製造・販売を行う業者で構成された全折食品容器連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、聖徳太子が遣隋使により様々な文化を輸入したときに、朝廷への献上物をのせるために使用した台紙が「折箱」のルーツとされることから、太子への畏敬の気持ちを込めてその命日となっている日(2月22日)である、2月22日とした。

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 折箱は、日本の伝統的な工芸品のひとつで、多くの日本人にとっては馴染み深い存在となっています。主に、料理を盛り付ける際の容器として、また贈り物を包む際の外装として使用されることが多いです。この折箱の起源については、聖徳太子が遣隋使を通じて中国から数々の文化や技術を日本に取り入れた時期にさかのぼると言われています。聖徳太子は、当時の日本の文化や技術を飛躍的に進化させるために、遣隋使を通じて様々な文化や技術の輸入を試みました。

 その中で、朝廷への献上品をのせるための台紙が折箱の原型とされています。この台紙は、当時の日本にはなかった新しい技術やデザインを持っており、それが後に「折箱」として日本独自の発展を遂げることとなりました。この折箱は、日本の独特の美意識や工芸技術が結実したものとして、時代を超えて多くの人々に愛され続けています。

 折箱の特徴としては、そのシンプルでありながらも繊細なデザインが挙げられます。また、日本の四季を感じさせるような色合いや柄が使用されることが多いため、季節ごとの料理やお菓子を盛り付ける際に、その季節感を一層引き立ててくれます。きっと、折箱を使用することで、日常の食事やおもてなしのシーンが一層華やかに、そして心温まるものとなるでしょう。