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~今日は何の日?~

2月1日 ロゼット「セラミド」の日

 2月1日はロゼット「セラミド」の日。保湿効果で肌に潤いを与える「セラミド」によるスキンケアを通じて、乾燥が原因による肌荒れで悩む方に向けて注意喚起を行うために、洗顔・スキンケア化粧品の老舗ブランド「ロゼット」を展開するロゼット株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、気象庁が発表する最低気温の日が2月から3月に集中することから、2月の1日を乾燥シーズンの到来の日であるとして、2月1日とした。

セラミドのこと

 最初にセラミドが発見されたのは約130年前。ドイツの科学者が人の脳神経を保護する物質から見つけ出し、「スフィンゴシン」(スフィンゴ塩基)と名付けました。古代エジプトの“スフィンクス”と同じように謎に満ちた物質だった為、「スフィンゴシン」と命名したと言われています。「セラミド」は「セレブロシド」と「アミド」という言葉を結合して作られた造語です。セレブロシドの語源はラテン語のcerebrum(ケレブルム:脳)から来ています。脳神経を保護する物質でスフィンゴシンに脂肪酸がアミド結合した構造だったので「セラミド」という名称になりました。

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 セラミドは、皮膚の角層に存在する重要な成分で、細胞と細胞の間をつなぎ合わせる役割を果たしています。角層細胞がレンガのように積み重なることで形成され、セラミドはセメントのように細胞間脂質の主成分として機能します。セラミドの独特の構造には、水と仲良くできる部分(親水基)と脂と仲良くできる部分(疎水基)があり、角層細胞の間で水分と脂とをつかまえ、整列して積み重なる「ラメラ構造」を作り出します。

 このラメラ構造は、角層の水分が蒸発することなく、潤いに満ちた健やかな肌を保ち、外部からの刺激に対するバリア機能を発揮します。セラミドの役割は肌の保湿だけではありません。およそ2億2千年前、生物が海から陸に進化した際に、乾燥から保護するために生まれたこの成分は、肌のバリア機能の主役となり、肌荒れや乾燥を防ぐ役割も果たします。

 セラミドが不足すると、肌のバリア機能が充分に働かず、肌荒れしやすくなります。加齢や生活習慣の乱れにより、セラミドを生成する力が弱まることも原因で、肌がパサついたりメイクのノリが悪くなることがあります。このため、セラミド配合の化粧品やサプリメントなどの活用が、賢い美容法とされています。セラミドはわずか0.02ミリの角層のミクロンの世界で効果を発揮し、肌のすぐれた働きを支える重要な成分であり、上手に補給しながら肌本来の保湿機能をサポートし、潤う肌を保ち続けることが求められるのです。

記念日とかいろいろ

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