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2月8日 東京二八そばの日

東京二八そばの日
引用元:東京二八蕎麦

 2月8日は東京二八そばの日。そばの風味が最も豊かで喉ごしの良い美味しいそばが、そば粉八割、小麦粉二割の黄金比で作られ「二八」と言われていることから、2019年12月に「東京二八そば」としてブランド化。記念日を通して江戸時代からの職人の技を現代、将来へ向かって継承し、より多くの人に「東京二八そば」の美味しさを改めて知ってもらうため、500店舗以上の東京都内そば・うどん店が加盟している東京都麺類協同組合が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、二八から、2月8日とした。

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 二八蕎麦(にはちそば)は、日本のそば料理において特に有名な呼び名で、そば粉八割と小麦粉二割の配合割合を指します。この名前は「江戸流のそば」という意味も込められており、その配合割合はそばの風味と食感を最適に引き出すために用いられます。

 二八蕎麦の名前がそば史に登場するのは享保年間(1716~36年)半ばというのが定説で、その名前の由来については代価説と配合割合説の二つの説が主に存在します。代価説では、江戸時代後期のそば一杯の値段が一六文だったことから、掛け算の九九で「二八が一六」ということから来たとされる。配合割合説では、そば粉とつなぎの小麦粉の配合割合を指すという解釈です。

 時代背景を考慮すると、そばの値段が一六文から値上げされて二〇文を超えた慶応年間(1865~68年)以降、代価から配合割合へと語源が変化したとされることが多い。代価説には、値段の変動に応じて二八が二七に、二六が二五に書き換えられたという記録もあるため、この説も一定の根拠を持っています。

 さらに、二八蕎麦には内二、外二という呼び名もあり、つなぎの配合の考え方の違いで分かれています。このように二八蕎麦は、その名前の由来に謎を持ちつつも、日本の食文化において江戸時代から続く重要な存在であり、その特異な風味と食感が多くの人々に愛されています。

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