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2月20日 愛媛県政発足記念日

 2月20日は愛媛県政発足記念日。昭和47年に置県100年を迎えたことを記念して制定された。

 日付は、1873年(明治6年)2月20日に石鐵県と神山県が合併し愛媛県が設置されたことにちなんで、2月20日とした。

 愛媛という名前は、古事記の国生みの神話に出てくる「愛比売(えひめ)」にちなんでいる。

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 愛媛県は、四国の北西部に位置する魅力的な県であり、多彩な風土と文化が織り成す、変化に富んだ地域です。江戸時代には「伊予八藩」として八つの藩が競争するように繁栄しており、その歴史的背景から、県内の東部、中央部、西部といったエリアごとに独特の文化や方言が息づいています。

 観光の中心地である松山市には、日本の希少な天守を有する松山城や、夏目漱石の『坊っちゃん』としても知られる道後温泉があります。この歴史的な名湯は開湯三千年を誇り、多くの観光客を魅了しています。また、瀬戸内しまなみ海道によって、広島・尾道とのアクセスも容易で、瀬戸内海に浮かぶ美しい島々を自転車や徒歩で巡る「海の道散策」は、愛媛の旅の大きな魅力となっています。

 文化面では、近代俳句の祖・正岡子規やノーベル賞作家の大江健三郎など、多くの文化人を輩出しています。さらに、サイクリングの聖地としての「しまなみ海道」や、全体的な「愛媛マルゴト自転車道」の展開により、「自転車新文化」の推進が進められており、スポーツ観光の新しい形を提案しています。

 愛媛県はまた、四国山地の雄大な自然や果樹園、瀬戸内海の新鮮な海の幸といった自然の恵みも豊富です。これらの魅力を体験することで、きっと訪れた人々の心に愛媛県の深い印象が刻まれることでしょう。その多様な魅力に触れ、四季折々の風物詩を感じながら、愛媛の深い魅力に浸ることができます。

記念日とかいろいろ