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2月10日 みやざき地頭鶏の日

みやざき地頭鶏の日
引用元:みやざき地頭鶏事業協同組合

 2月10日はみやざき地頭鶏の日。「みやざき地頭鶏」のブランドを、記念日を通して更に向上させ、消費拡大を図るために、みやざき地頭鶏事業協同組合が制定し、日本記念日が認定した。

 日付は、じとう(210)で2月10日とした。

 みやざき地頭鶏のルーツになっているのは、霧島山麓一帯で古くから飼われていた 地頭鶏(じっとこ)と呼ばれる在来種で、その美味しさから、地頭(じとう)職に献上する鶏だったと言われ、いつしか地頭鶏と呼ばれるようになったという。その地頭鶏をベースに、ホワイトプリマスロック種と九州ロード種を交配して、宮崎県畜産試験場川南支場で平成2年に「みやざき地頭鶏」は開発された。

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 みやざき地頭鶏は、宮崎県のブランド鶏で、その歴史は古く江戸時代にさかのぼります。この鶏のルーツである地頭鶏は、かつて宮崎や鹿児島の一部で島津藩によって飼育されていました。その味の良さから、地元の地頭職に献上されていたことが名前の由来となっています。

 この地頭鶏は、時代を経てもその美味しさが評価され、昭和18年には国の天然記念物に指定されました。しかし、現代の消費者のニーズに応えるため、さらなる改良と開発が求められました。そこで、宮崎県ではこの歴史ある鶏を基に、交配や研究を行い、1991年に「みやざき地頭鶏」のブランドとしての地位を確立しました。

 特に、飼育環境にこだわりが見られ、JAS規格よりも厳しい基準で育てられています。例えば、鶏は平飼いで平米2羽以下の広大な土地でのびのびと飼育され、オスは120日、メスは150日の間、自然の中で健やかに成長します。その結果、筋肉質が程よく、鶏の旨味が強く感じられる肉質になっています。

 今日の時代、テクノロジーやSNSが主流となりつつありますが、そんな中で、伝統的な文化や食材を大切にする姿勢は、私たちにとっても心温まるものです。みやざき地頭鶏は、日本の伝統と現代の技術が融合した、宮崎県の誇るブランドとして、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

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