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~今日は何の日?~

2月4日 高齢者安全入浴の日

 2月4日は高齢者安全入浴の日。冬場になると入浴に関わる死亡事故が増えることから、高齢者に安全に入浴することを意識してもらう日にしてもらうために、一般社団法人高齢者入浴アドバイザー協会が制定し、日本記念日が認定した。

 日付は、いつまでも元気な「不老不死」を、風呂での死亡事故の無い「風呂不死」とかけて、不死(24)」「入浴(24)」の語呂合わせから2月4日とした。

 高齢者入浴アドバイザー協会は、高齢者に対して適切な入浴指導を行っており、主に家庭での入浴に焦点をあて、入浴好きの日本人ならではの問題である高齢者の入浴に関わる事故を確実に減らすことを目指している。

 入浴に関わる死亡者数は、交通事故死の約5倍にもなる。知られていない入浴時の危険回避ノウハウの普及や、分かりやすい入浴法の定着に向けて活動している。

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 高齢者の入浴については、非常に重要かつ繊細な問題であり、適切なケアと配慮が必要とされています。日本の高齢化が進展する中で、高齢者の入浴にかかわる事故の削減が求められており、これに対応するための多岐にわたる取り組みが行われています。

高齢者の入浴とその課題

 高齢者の入浴は、健康と安全の観点から多くの課題を抱えています。入浴にかかわる死亡者数は年間約19,000人にも上り、交通事故死の約7倍にもなると推定されています。このうち約9割が65歳以上の高齢者であり、家庭での溺死者数も増加しています。入浴時の危険回避のノウハウが十分に知られておらず、一層の対策が必要とされています。

高齢者入浴アドバイザー協会

 高齢者入浴アドバイザー協会は、高齢者の入浴に関連する問題を解決するための組織です。この協会は、入浴事故を減らすことを目的として、高齢者に対して適切な入浴指導ができる「高齢者入浴アドバイザー」を養成しています。特に、家庭での入浴に焦点をあて、日本人ならではの問題である高齢者の入浴にかかる課題を積極的に取り組んでいます。

 この協会の活動は、高齢者を支える周りの人々の行動が一層重要になるという背景から、超高齢化の時代における高齢者の健康と安全の確保を目指しています。入浴時の危険を最小限に抑え、高齢者が安心して入浴できる環境の整備に貢献しているのです。