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2月22日 猫の健康診断の日

猫の健康診断の日

 2月22日は猫の健康診断の日。猫は病院に連れて行くことが難しく、病気だと判明したときにはすでに手遅れであることも少なくないことから、病気の早期発見のために動物病院で定期的に健康診断を受けることの重要性を多くの人に知ってもらおうと、全国の動物病院が中心となり、ペットの病気の早期発見・早期治療を目指し、ペットの予防医療の啓発および普及活動を行っている一般社団法人Team HOPE(チームホープ)が制定し、日本記念日が認定した。

 日付は、にゃんにゃんという鳴き声から2月22日とした。

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 猫の健康診断は、愛猫の健康状態を継続的に監視し、早期に病気や健康上の問題を発見するための重要な手段です。猫は、人間の約4倍のスピードで年齢を重ね、中・高齢期を迎える際には外見からはわかりにくい体内の変化を経験しています。このため、猫は本能的に不調や病気を隠してしまう傾向があり、飼い主には気づきにくい場合も多いのです。

 猫が健康なうちから健康診断を受けることで、各項目の基準値や状態のデータを蓄積することができます。これにより、将来的な健康の変化や病気の早期発見が容易となります。特に、0歳の時点で健康診断を受けることで、先天的な疾患や異常値を発見するチャンスが増えるため、早期の健康管理が推奨されます。また、猫が7歳以上、人間で言うと50歳相当になると、半年に1回の健康診断が推奨されています。これは、猫が急速に老化するため、病気の早期発見や予防が特に重要となるからです。

 動物病院での健康診断は、血液検査や尿検査、触診、聴診など、多岐にわたる検査を通じて、猫の全身の健康状態をチェックします。猫には、尿から多くの病気を発見することができるため、定期的な尿検査も大切です。また、動物病院に連れて行く際は、猫がストレスを感じないような移動方法や環境作りが求められます。適切なキャリーケージや猫専用の待合室を利用することで、猫のストレスを軽減できるでしょう。

 健康診断を受けることで、愛猫の生活の質を向上させ、より長く健康で快適な生活をサポートすることができます。愛猫との幸せな時間を増やすために、きっと健康診断の重要性を理解し、定期的な受診を心掛けていただけることでしょう。

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