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2月19日 フェムテックを学ぶ日

 2月19日はフェムテックを学ぶ日。記念日を通してフェムテック学び、そのリテラシーの向上、安全性の向上、医療従事者のフェムテック教育、研究に寄与するために、女性の心や体の変化及びホルモンバランスについての正しい知識の啓発活動などを行う一般社団法人日本フェムテック協会が制定し、日本記念日が認定した。

 日付は、フェムテック(2 10 9)」という語呂合わせから、2月19日とした。

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 フェムテック、これは「女性(Female)」と「技術(Technology)」の2つの言葉を組み合わせた新しい概念で、近年のテクノロジーの進化と女性特有の健康課題への関心の高まりから誕生しました。このフィールドは、生理・月経、妊活・妊娠性、妊娠期・産後、プレ更年期・更年期といった、女性のライフサイクルに関わるさまざまな健康課題をテクノロジーを駆使してサポートする製品やサービスを提供しています。

 2020年は「フェムテック元年」とも呼ばれ、その年には数多くのフェムテック関連の商品やサービスが市場に登場しました。これにより、多くの女性たちが自身の健康や体調管理をより簡単に、そしてより科学的に行う手助けを受けることができるようになりました。例として、スマートフォンのアプリを用いて生理周期を管理したり、妊活をサポートするウェアラブルデバイスなどが挙げられます。これらの技術の登場により、女性たちは自身の体の変化や健康状態をより正確に把握し、必要なケアを適切なタイミングで受けることができるようになりました。

 一方で、「フェムケア」という言葉も存在します。これはテクノロジーに限定されず、女性の健康課題をサポートするための製品やサービス全般を指します。フェムテックがテクノロジーを中心にしたアプローチをとるのに対し、フェムケアはより広範な視点から女性の健康をサポートすることを目指しています。

 きっと、これらの動きは女性たちの日常生活や健康管理に革命をもたらすものとなるでしょう。フェムテックの市場は拡大を続け、2025年には世界で5兆円規模の市場になると予測されています。この成長は、女性たちの健康への関心の高まりと、テクノロジーの進化が同時に進行している現代社会の特徴を如実に示しています。