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2月10日 トムとジェリーの誕生日

トムとジェリーの誕生日
引用元:ワーナーブラザース

 2月10日はトムとジェリーの誕生日。記念日を通して「トムとジェリー」のプロモーション活動を行うために、映像作品の上映、配給、キャラクター商品のライセンス管理などを手がけるワーナーブラザースジャパン合同会社が制定し、日本記念日が認定した。

 日付は、「トムとジェリー」の第一作となる短編作品「上には上がある」(原題:Puss Gets The Boot)がアメリカで劇場公開された日(1940年2月10日)にちなんで、2月10日とした。

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 トムとジェリーは、1940年にアメリカで生まれたアニメーションの名作シリーズです。このシリーズの創作者は、才能ある二人、ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラによって手がけられました。このアニメは、ネコのトムとネズミのジェリーという二つのキャラクターを中心に、その間の騒々しい追いかけっこやドタバタ劇をユーモラスに描いています。これらのエピソードは、映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)のもとで製作され、2023年までに多くの短編作品や長編映画、さらにテレビシリーズやOVAが制作されてきました。

 このアニメーションは、トムとジェリーの魅力的なキャラクター造形や、その間の絶妙なタイミングとユーモアに溢れたストーリーで、多くのファンを魅了してきました。特に、大きな体を持ちながらもどこか憎めないトムと、小さくても賢くて狡猾なジェリーの組み合わせは、観る者の心をつかむ魅力があります。

 アニメの特徴として、トムとジェリーの会話がほとんど描かれていないことが挙げられます。彼らのコミュニケーションは、笑い声や叫び、そして身振り手振りや他のキャラクターとのやり取りを通じて進行します。このスタイルは、アニメが言葉を超えて国際的に楽しめる要因の一つとなっています。

 また、彼らのドタバタ劇の中での過度な暴力表現も特徴的です。現実では考えられないようなアクションや事件が描かれるものの、それがコメディとして楽しめるような作りになっており、流血の描写などは避けられています。

 日本でも、1964年からテレビで放送されて以来、多くの世代に愛され続けています。トムとジェリーはアメリカ文化の一部とも評され、その普遍的な魅力によって、多くの年齢層から愛され続ける存在となっています。

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