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2月5日 ニゴラー集う「にごり酒」の日

にごり酒の日
引用元:三輪酒造

 2月5日はニゴラー集う「にごり酒」の日。酒本来のうま味と甘さがあり、飲みやすいと言われる「にごり酒」の認知度を高めるとともに「にごり酒」ファンを「ニゴラー」と呼んで一緒に盛り上げていこうと、「白川郷 純米にごり酒」や「道三吟雪花 大吟醸」などを製造販売している株式会社三輪酒造が制定し、日本記念日が認定した。

 日付は、にご(25)り」の語呂合わせから、2月5日とした。

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 「にごり酒(濁り酒)」は、白く濁った日本酒の一種で、コクのある独特の味わいがあります。この白濁の理由は、発酵させたもろみを搾る際に、あえて目の粗い布やザルなどを使って濾し、澱を残しているからです。この澱は酵母や溶け残った細かい米麹などから構成され、にごり酒ならではの芳醇な香りや味わい、舌ざわりのもとになっています。

 にごり酒と一般的な日本酒の違いは、見た目や味わい、製造方法に表れます。にごり酒は白く濁っているのに対して、一般的な日本酒は透明感のあるクリアな色合いです。味わいでは、にごり酒は濃厚でどっしりとした飲み口で、米本来の芳醇な香りと味わいが深く感じられるのが特徴です。製造方法も異なり、にごり酒では一般的な日本酒よりも目の粗い布を使用したり、火入れ回数が異なることがあります。

 にごり酒とどぶろくとの違いは、製法と酒税法上の区分にあります。にごり酒は「清酒」に分類されますが、どぶろくは「濾す」作業が行われないため、「その他の醸造酒」として扱われます。

 おいしく飲める期限にも注意が必要で、澱が残っているにごり酒は一般的な2回火入れの日本酒よりも早めに飲むことが推奨されることが多いです。にごり酒はその特異な製造方法と独特の風味で、日本酒ファンに根強い人気がある、日本の伝統的なお酒です。

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