カレンダーをめくってみれば
～今日は何の日？～

◆◆◆

　学習机は、子供たちの成長と学びの場をサポートする大切な家具の一つです。特に日本においては、イトーキがその先駆けとなり、多くの家庭での学びの場を提供してきました。1962年、イトーキは日本で初めてスチール製の学習机を一般家庭向けに発売し、その後「ジュニアデスク」といった商品を追加することで、学習机の文化が日本中に広まっていきました。

　1960年代には、学習机が子供部屋の必需品として認知されるようになりました。そして1970年代には、学習机のデザインや機能性が進化し、天板の上に棚がついたデザインや、学習ボードにキャラクター絵柄が入ったモデルなどが登場しました。1980年代には、スチール製から木製が主流となり、男女別のデザインも増えてきました。

　1990年代に入ると、パソコンが家庭に普及するにつれて、学習机もそれに対応したデザインが増えてきました。そして2000年代には、より自由度の高い「セレクトタイプ」やスタイル可変式の学習机が人気を博しました。2010年代には、デザインや機能性だけでなく、学び方の変化に合わせてリビングでの共用やタブレット学習に対応したモデルも増加しています。

　今や、学習机は単なる「机」としての役割だけでなく、子供たちの成長や学びのスタイル、家族のライフスタイルに合わせて進化し続けています。イトーキは60年以上の歴史の中で、その都度新しいニーズに応え、子供たちの学びの場をサポートし続けています。学習机は、子供たちの夢や希望、そして未来を形成する大切な場所と言えるでしょう。