カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

3月3日 ささみの日

ささみ

 3月3日はささみの日。ささみの魅力を知ってもらうために、冷凍食品の製造販売などを手がける株式会社 味のちぬやが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ささ(3)(3)」の語呂合わせから、3月3日とした。

ささみの豆知識

 ささみは鶏肉の一部で、形が笹の葉に似ていることからこの名前が付けられた。高タンパク低脂質な食材として有名。

◆◆◆

 ささみは鶏の胸部に位置する特有の筋肉で、特に胸骨に沿った部分に存在する小胸筋の肉を指します。この部位は細長く、鳥の「竜骨」という特有の骨に張り付いています。外見からは細長い形が笹の葉に似ていることから「ささみ」や“笹身”という名前がつけられました。肉自体は白っぽい色をしており、他の部位と比較しても少し白さが際立っています。

 ささみはその特有の形状と質感から、さまざまな料理に使用される非常に人気の高い部位です。脂肪分が少なく、淡白な味が特徴で、クセがないため、多くの料理で使用されます。さっぱりとした味付けから濃厚な味付け、和食から洋食まで、ささみはどんな料理にも合わせやすいのです。

 また、ささみは非常にヘルシーで、ダイエット中の人や健康志向の人に特におすすめの部位となっています。100g当たりのカロリーは98kcalと、鶏肉の中でもカロリーが低く、高たんぱくで低脂肪の特性を持っています。これにより、健康を気にする方や、カロリー摂取を抑えたい方にも安心して食べていただけます。

 ささみの調理時には、筋を取り除くことがおすすめです。この筋がついたまま調理すると、食感が硬くなったり、筋っぽさが残ってしまうことがあるからです。また、ささみは加熱しすぎると少し乾燥しやすいので、火加減に注意しながら調理すると、ジューシーで柔らかな食感を楽しむことができます。

 最後に、ささみはそのユニークな形状と美味しさから、多くの人々に愛されています。日常の食卓から、特別な日の料理まで、ささみは私たちの食生活を豊かにしてくれる存在です。

日本の鶏史

 鶏は2000年ほど前には日本に入ってきていた。しかし、奈良時代に出された殺生禁断令によって肉だけでなく鶏卵を食べることも禁止された。また、仏教では殺生を悪とみなし、卵も生き物のカテゴリーに入れていたことも影響し、長い間卵を食べることは悪いことだと信じられていた。日本で卵が食べられだしたのは江戸時代に入ってからで、一般家庭に普及し出したのは昭和の中期頃から。

記念日とかいろいろ