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~今日は何の日?~

3月3日 耳かきの日

耳かき道具

 3月3日は耳かきの日。耳の衛生について、知識の普及や聴覚障害の予防・治療などへの理解を深めることを目的に株式会社レーベン販売が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、3月3日が「耳の日」であることから、耳に関わりがある「耳かきの日」も3月3日とした。

耳かきの豆知識

 皮膚を擦る状態で綿棒を中に入れていくと耳垢も内側へ押し込まれてしまうため、耳かきをするときは耳の内側に触れてはいけないんだとか。なので、その辺で売ってる綿棒は太すぎて実は良くないらしい。

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 耳かき、または耳掃除は、外耳道内の耳垢を取り除くための行為です。日本では、この作業は慣習的に行われることが多いですが、どれだけの頻度で行うべきかはしばしば議論の的となります。実は、耳垢は耳の健康を維持するための重要な役割を果たしています。耳垢は、外耳道の湿度を維持し、外部からの細菌や汚れをキャッチする働きがあります。そのため、過度な耳掃除は逆に耳の健康を害することがあるのです。

 具体的には、耳掃除を頻繁に行いすぎると、外耳道を傷つけるリスクが高まり、外耳炎を引き起こすことがあります。また、耳垢の除去が過度となると、外耳道の保護機能が低下し、耳のかゆみや乾燥を引き起こすことがあるのです。そのため、専門家は月に1~2回程度の耳掃除で十分であると推奨しています。

 そして、耳掃除を行う際の注意点として、耳の穴の奥深くに道具を入れないよう心がけることが非常に重要です。耳の穴はデリケートな部分であり、強くこすったりすると傷をつける可能性が高まります。適切な掃除の範囲は、耳の入口から約1cm程度までとされています。

 耳かきには、自然な耳垢の移動を助け、適切な範囲での掃除を心がけることが大切です。そして、もし耳に不快感や問題を感じる場合は、耳鼻科を訪れることをおすすめします。正しい知識と方法で、耳の健康を守りながら、心地よい耳掃除の時間を過ごしてください。