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3月4日 スカーフの日

スカーフの日
ウィキペディアより

 3月4日はスカーフの日。おしゃれなファッションアイテムとして人気のスカーフの魅力を更に多くの人に知ってもらおうと、日本スカーフ協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、古くからヨーロッパではカトリックのミサの際に女性が三角形や四角形のベールを頭から被るのが礼儀とされ、ベールを忘れないように首に巻いたのがスカーフの始まりと言われていることから、三角形と四角形の3と4で3月4日とした。

スカーフの豆知識

 日本では、神奈川県横浜市が国内生産量の8割を占めている。

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 スカーフは、長い歴史と変遷を持つファッションアイテムであり、古くは防寒や衛生目的から使用されるようになったと言われています。特に現代では、美的価値と機能性を兼ね備え、多くの人々に愛用されているアクセサリーです。歴史的背景を探ると、スカーフはハンカチの系統に位置づけられ、衛生や審美目的のハンカチとは異なり、大判の布がスカーフとして用いられました。16世紀には、帯状の布としてスカーフが登場し、兵士や聖職者が装飾や実用品として使用していました。

 その後の時代には、スカーフはさまざまな形やデザインで発展してきました。特に20世紀のパリ・モードの中で、デザイナーたちの手により現代のスカーフの形が生まれました。ココ・シャネルなどの偉大なデザイナーたちは、英国風のスポーツウェアのアクセサリーとしてスカーフを普及させ、それが現代の襟元アクセサリーとしてのスカーフの起源となりました。

 また、スカーフの生産に関しては、絹の生産や貿易が盛んな地域が中心となっています。イタリアのコモやフランスのリヨンは、その代表的な地域として知られています。日本の横浜も、スカーフの生産地として名高いです。特に横浜のスカーフは、手巾という独特の形状であり、捺染技術を用いた「木版更紗」という技法で生産されていました。

 スカーフは、その美しさや機能性だけでなく、長い歴史や背景を持つアイテムであり、それを身につけることで、その歴史や背景を感じることができるのも魅力の一つです。現代のファッションシーンでもその価値は変わらず、多くの人々に愛され続けているのです。

記念日とかいろいろ

衣服の記念日