カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

3月6日 mil-kinの日

mil-kinの日
引用元:アクアシステム株式会社

 3月6日はmil-kinの日。飲食店や食品工場などの衛生管理を進化させる携行型顕微鏡「mil-kin(見る菌)」を多くの人に知ってもらうために、群馬県前橋市に本社を置く電解水の総合設備メーカーアクアシステム株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(3)(6)菌」の語呂合わせから、3月6日とした。春先からの「食中毒の啓発の日」にとの思いも込められている。

mil-kinとは

 スマートフォンのカメラ機能を使い、リアルタイムで菌の有無をチェックできるバクテリア・セルフチェッカー。スマホを使って「菌の見える化」を可能にする。

◆◆◆

 「見る菌」として知られる「mil-kin」は、2019年3月に日本産業規格(JIS)に制定された革新的な携帯形微生物観察器です。このツールの登場により、微生物を即座に観察することが可能となり、食品加工施設、医療施設、飲食店、教育施設などの多岐にわたる場面での利用が期待されています。一番の魅力は、現場での迅速な微生物の観察が可能であるため、食品の安全性や施設の衛生管理の向上に大きく寄与することが期待されています。

 デザイン面では、そのコンパクトさと安定性が特徴的です。折りたたみ機構を備えており、現場に持ち運ぶ際の便利さを追求して設計されています。また、独自の光源設計は、高い光学倍率を実現するためのものであり、長寿命でありながら消費電力を低く抑えた環境に優しい設計となっています。試料を載せる部分は、特許技術を採用したフラットサーフェイスで、試料を簡単に載せられ、後の清掃も容易となっています。

 さらに、「mil-kin」は、さまざまなメーカーや機種のスマートフォンに対応することができるマルチデバイス対応の設計となっています。これにより、ユーザーはお持ちのスマートフォンのカメラを使用して微生物の観察ができるのです。電池式での動作という点も、その移動性や利便性を高める要因となっています。内蔵されている単3電池2本を使用して動作し、LED光源の省エネ設計により、長時間の使用や低いランニングコストが実現されています。

 「mil-kin」は、これからの安全・衛生管理における重要な役割を果たすことが期待されるツールです。その手軽さと高機能性により、多くの場所での微生物の観察や管理がより効果的かつ効率的に行えるようになるでしょう。