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~今日は何の日?~

3月6日 リニモの日

リニモ
引用元:愛知高速交通株式会社

 3月6日はリニモの日。「リニモ」が走る東部丘陵線の開業10周年を記念して、日本初の磁気浮上式鉄道「リニモ」を運行する愛知高速交通株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、開業日が2005年3月6日であることから、3月6日とした。

リニモの豆知識

 リニモは愛知県名古屋市の藤が丘駅と愛知県豊田市の八草駅間の9駅を約17分で結ぶ営業距離8.9キロの鉄道で、騒音や振動が小さく、快適な乗り心地が特色。

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 リニモ、正式には東部丘陵線と呼ばれるこの路線は、愛知県名古屋市名東区の藤が丘駅から豊田市の八草駅までを結んでいる磁気浮上式鉄道路線です。この技術の採用により、従来の鉄道とは異なる多くの利点が生まれています。リニモが走行する際、レールとの接触がないため、騒音や振動が非常に少ないのです。これにより、乗車時の快適さが格段に向上しています。

 さらに、この浮上式の特徴として、雨や雪といった天候の影響を受けにくいという点も挙げられます。また、リニアモーターの採用により、急な勾配でもスムーズに進行することが可能となっています。安全性においても、モジュールがレールをしっかりと抱え込む設計となっているため、脱線や転覆のリスクを大幅に低減しています。

 車両デザインの面では、白を基調とした洗練された外観に、象徴的なブルーがアクセントとして使用されています。そして、その中央には「リニモ」という愛称のロゴがプリントされており、そのシンプルかつモダンなデザインが多くの人々から愛されています。

 保守面でも、摩耗する部分が少ないため、長期的なコスト削減にも貢献しています。これにより、経済的にも環境的にも持続可能な鉄道システムとして、今後の都市交通の一つの模範となることでしょう。最後に、リニモは単なる交通手段でなく、先進的な技術を駆使して人々の暮らしを豊かにする存在として、多くの期待と共に私たちの生活に根付いています。

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 現在のリニアは大きく分けて、磁気で車体を浮上させて推進する「磁気浮上式リニアモーターカー」と、浮上させず車輪によって車体を支持し、推進及び電磁ブレーキにリニアモーターを利用する「鉄輪式リニアモーターカー」の2種類がある。鉄輪式の方は1974年にすでに実用化されている。

 現在国内で営業運転を行っている浮上式リニアは愛知のみで、今後2027年に東京-名古屋間、2045年に東京-大阪間で開業を目指して計画が進められている。

 ちなみにリニアの研究自体は意外と古く、旧国鉄時代の1962年に始まっていた。