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3月12日 サイズの日

サイズの日

 3月12日はサイズの日。3月は新生活に向けて服や靴、インナーなど様々なものを買い替える時期。この日をきっかけにサイズの大切さをより多くの人が知り、自分の体形にフィットするものを選んでもらうために、株式会社ワコールが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(3)(1)(2)から、3月12日とした。

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 服のサイズについて語ると、それはまさに多様性と個性の表現の一端を担っています。私たちの体形はそれぞれ異なり、服のサイズもまた、その多様性に合わせて豊富なバリエーションが用意されています。世界中の様々なブランドが独自のサイジングを採用していることもあり、国や地域、そしてブランドによってサイズ表記は異なります。一般的に、男女別、年齢層別に分けられ、さらにはアイテムの種類によっても異なるサイズ表が用意されています。

 サイズ表記には、アメリカのインチ表記、ヨーロッパの数値表記、そしてアジアのS、M、Lといったアルファベット表記などがあり、時にはこれらが混在して使用されることもあります。また、フィット感を大切にするファッション業界では、同じSサイズであっても、スリムフィット、レギュラーフィット、ルーズフィットといった様々なフィット感を選ぶことができます。これにより、単に体に合わせるだけでなく、着る人の好みやスタイルに合わせて、より自分らしい服選びが可能になっています。

 しかし、この多様なサイズ表記には、時として混乱を招く側面もあります。同じ表記であってもブランドによって微妙に異なるフィット感があるため、オンラインショッピングなどでは試着ができない分、サイズ選びが難しいという問題があります。この問題に対処するため、一部のブランドでは詳細なサイズガイドを提供したり、バーチャル試着が可能なテクノロジーを導入したりしています。

 服のサイズは、私たちの体形やファッションに対する姿勢を映し出すものであり、それを選ぶ過程は自己表現の一部であるとも言えるでしょう。服のサイズ選びは、単なる数値の選択以上の意味を持っており、それぞれの人にとって最適なフィットを見つける旅でもあります。今後もファッション業界は、より多くの人に合うサイズ展開や、より正確なフィッティングを提供するために進化を続けることでしょう。