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3月27日 さくらの日

さくらの日

 3月27日はさくらの日。日本を代表する花である桜への関心を高め、花と緑の豊かな国土を作ろうという目的で、日本さくらの会が制定した。

 日付は、七十二候の「桜始開」の時期であること、(3)(9)」の語呂合わせから3×9=27ということから、3月27日とした。

桜の豆知識

 桜は主に北半球の温帯域に広く生息しており、山桜をはじめとした9種を基本にして、変種を含めると100以上のサクラが自生している。日本では少なくとも数百万年前から自生していたとされている。

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 桜(サクラ)は、バラ科サクラ亜科に属する落葉広葉樹の総称で、春に特有の桜色の白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせます。サクラはシベリア、日本、中国、北米など北半球の温帯地域に自生しており、日本では特に親しまれています。サクラの果実はサクランボやチェリーとして広く食用にされ、日本では花や葉の塩漬けも利用されます。

 日本ではサクラは、観賞用として特別な地位を占め、多様な栽培品種が開発されています。最も普及しているのがソメイヨシノで、他にもカンザンなどが世界中に広まっています。サクラの花言葉は「精神の美」「優美な女性」、西洋では「優れた教育」も含まれます。

 日本におけるサクラは、10から11種の基本野生種を基に100種以上の自生種と200種以上の栽培品種があります。これらの中には、平安時代からの国風文化の影響を受け、花見の目的で栽培されたものが多数含まれています。特に平安時代以降、花弁の数や色などの特徴を持つ個体が選抜され、様々な栽培品種が開発されてきました。

 また、日本ではサクラは神聖なものとして見なされることが多く、長寿の巨樹として多くの地域で親しまれています。エドヒガンやベニシダレなどの品種は、数百年から千年以上の長寿を誇り、歴史的にも有名な花見の対象となっています。サクラの美しさとその背後にある文化や歴史は、日本人の心に深く根付いており、春の訪れと共にその魅力を毎年多くの人々に提供しています。

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