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3月28日 グリーンツーリズムの日

グリーンツーリズム

 3月28日はグリーンツーリズムの日。グリーンツーリズムの振興と発展を目的に、大分県各地で活動を行う特定非営利活動法人大分県グリーンツーリズム研究会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1996年3月28日に日本におけるグリーンツーリズムの発祥と言われる大分県安心院町グリーンツーリズム研究会が発足したことから、3月28日とした。

グリーンツーリズムとは

 グリーンツーリズムとは農山漁村地域において、自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動のことで、1992年に農林水産省により提唱された。発祥地のヨーロッパでは、「アグリツーリズモ」「ルーラルツーリズム」などと呼ばれている。

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 グリーンツーリズムは、自然豊かな農山漁村地域での滞在型余暇活動を指し、自然、文化、地域の人々との交流を楽しむことを目的としています。この形態の観光は、農村や自然環境を探索し、地域の生活や文化に触れ、農業や漁業などの産業に対する理解を深めることを含みます。日本の「農山漁村余暇法」では、主に都市住民が余暇を利用して農村に滞在し、農作業体験などを通じて農業への理解を深める活動と定義されています。

 グリーンツーリズムの核心は、農山漁村に住む人々と都市に住む人々との交流にあります。この交流は、都市と農山漁村の住民同士のふれあいを通じて、相互理解と尊重を促進します。体験活動を通じて、農林水産業を中心とした生活の営みを直接体験し、日常から離れた自然豊かな環境でのゆとりある休暇を楽しむことができます。

 具体的な活動としては、農作業体験、地元の食材を使った料理体験、伝統文化や手工芸の体験、自然散策、地域の祭りへの参加などがあります。これらの活動は、訪れる人々に地域の文化や伝統を理解する機会を与えるとともに、地域住民との交流を深める機会を提供します。

 グリーンツーリズムは、環境保護や持続可能な地域社会の発展にも貢献しています。訪問者は、地元の自然環境や文化を尊重し、地域社会の持続可能な発展に貢献することが期待されています。このように、グリーンツーリズムは自然との共生、文化の継承、地域経済の活性化を目指す、新しい形の観光活動として注目されているのです。