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3月31日 サザンイエローパインの日

サザンイエローパイン
引用元:越井木材

 3月31日はサザンイエローパインの日。屋外での耐久性に優れたアメリカ産木材のサザンイエローパインの普及を目的に、この木材を輸入して大阪のUSJの屋外施設を建設した中川木材産業株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(3)ザン(3)(1)エロー」の語呂合わせから、3月31日とした。

サザンイエローパインとは

 サザンイエローパインとは、アメリカの南部に生育するパイン類(主に、ロングリーフパイン・ショートリーフパイン・ロブロリーパイン・スラッシュパインの4種)の総称。強度、硬度、耐久性に優れた木材なため、ボーリング場のレーンなどで使われている。USJのジェットコースターで使われていることでも有名。

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 サザンイエローパインは、アメリカ南部原産の針葉樹の木材で、特に強度と硬度に優れていることで知られています。この木材は、環境に配慮した植林木として計画的に植樹、育成され、持続可能な森林管理の一環として取り扱われています。

 サザンイエローパインの最大の特徴は、その強度と耐久性にあります。この木材は、針葉樹の中でも最高レベルの設計価値を持ち、そのために構造用木材として非常に高い評価を受けています。また、防腐防蟻剤のACQを加圧注入しているため、腐朽菌やシロアリに対する耐性が高く、長期にわたる使用が可能です。

 サザンイエローパインは、ウッドデッキやボードウォーク、フェンスなどのエクステリア用途に広く利用されており、その耐久性から遊園地の木製ジェットコースターにも使用されています。この木材のもう一つの特徴は、釘や締め金具が使用された際に高い保持力を発揮することで、建築や工事において信頼性が高い素材として活用されています。

 環境への配慮という面では、サザンイエローパインの生産過程において、計画的な植樹、育林、伐採が行われており、持続可能な森林経営が実践されています。これは地球環境の保護にも貢献しており、環境に配慮した建材を求める市場のニーズに応えています。

 その優れた物理的特性と環境への配慮を兼ね備えた構造用木材として、世界中で高く評価されているのです。