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3月9日 サクナの日

サクナの日
引用元:株式会社喜界島薬草農園

 3月9日はサクナの日。「サクナ」を使った製品を開発し、喜界島の活性化に寄与していこうと、鹿児島県の喜界島で農産物や薬草の栽培と販売などを行っている株式会社喜界島薬草農園が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、サクナの旬が春であることサク(39)ナ」の語呂合わせから、3月9日とした。

サクナとは

ボタンボウフウというセリ科の植物のことを喜界島では「サクナ」と呼んでおり、1株食べると1日長生きできると言われているらしい。

 塩害、雨風にも耐える生命力の強い植物で、ポリフェノールの一種クロロゲン酸を豊富に含んでいる。また、近年ではパワーベジタブルとしても注目されており、ケールや大麦若葉で有名な青汁の原料の1つにも挙がってる。

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 サクナ、または長命草として知られるこの植物は、セリ科に属し、その名の通り長寿と健康の象徴とされています。沖縄県与那国島をはじめとする南西諸島に自生し、過酷な自然環境の中で育つサクナは、非常に栄養価が高く、その生命力と栄養素には多くの人々が魅了されています。

 サクナは、その根に鎮咳、鎮静、利尿、強壮作用があるとされ、風邪や咳、体の弱り、高齢者の慢性気管支炎などに利用されます。また、その葉は滋養強壮薬として煮て食べられ、魚肉中毒の予防にも役立つと言われています。沖縄では「長命草」と呼ばれ、健康野菜として日常的に食べられており、強烈な日差しや潮風に耐える生命力の強さから、多くの栄養素を蓄えていることが知られています。

 サクナに含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、抗酸化作用があるとされ、健康維持に寄与すると考えられています。さらに、パワーベジタブルとしても注目されており、ケールや大麦若葉などと並ぶ青汁の原料としても利用されています。生命力に満ちたこの植物は、その栄養価の高さと健康への効能から、多くの人々に愛され続けており、沖縄の長寿の秘訣の一つとも言われています。

 総じて、サクナは、その豊富な栄養素と強い生命力により、健康や長寿を支える植物として、古くから尊重されてきました。現代においても、その価値は変わらず、多くの人々の健康をサポートする存在として引き続き注目されています。

記念日とかいろいろ