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3月3日 クレーンゲームの日

クレーンゲームの日
ウィキペディアより

 3月3日はクレーンゲームの日。日本全国のアミューズメント施設で人気のクレーンゲームを、国内はもとより世界中に更に広めていくために、クレーンゲームの普及や人材育成を行い、アミューズメント業界の発展を目指す一般社団法人日本クレーンゲーム協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、3と3を向かい合わせることでクレーンゲームの景品を掴み取るアームの形を想像できることから、3月3日とした。

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 クレーンゲームは、テレビゲームよりも歴史が古いアーケードゲームの一つです。1930年代には、手動でハンドルを回すタイプのクレーンゲームが登場していたことが知られています。景品はお菓子などが主流でした。

 1960年代に入ると、クレーンゲームの市場は成熟してきました。特に1965年にはタイトーからクレーンゲーム機が発売され、サミーの前身である「株式会社さとみ」もこの市場に参入。この頃から、複数のメーカーが競争を繰り広げる市場が形成されていったのです。

 1980年代後半には、ぬいぐるみなどの景品を取り入れたクレーンゲームが登場。アーケードゲーム業界はこの新しいゲーム形式に注目し、各社が新型のクレーンゲーム機を発売し始めました。中でも、セガの「UFO CATCHER」やタイトーの「CAPRICCIO(カプリチオ)」は大変な人気を誇りました。

 1990年代には、クレーンゲームブームが到来。アンパンマンやストリートファイターなどの人気キャラクターを使用した専用景品が多数発売され、クレーンゲームの存在が広く知られるようになりました。さらに、新しいクレーンゲーム機や大型のぬいぐるみ、アイスクリームなどの新しい景品が次々と登場。この頃から、「全日本クレーンゲーム選手権」などの大会も開催され、クレーンゲームの楽しさが日本全国に広がっていったのです。

 2000年代に入ると、クレーンゲームの景品としてのフィギュアが大ヒット。特にワンピースのキャラクター「エース」は非常に人気となり、普段ゲームをしない層にもクレーンゲームが普及しました。その後も、景品の大型化や品質の向上が進み、2010年代後半には、より高品質な景品が多数登場。これにより、クレーンゲーム業界の需要はさらに高まりました。

 近年では、セガの「UFO CATCHER TRIPLE」や「UFO CATCHER 9 second」、タイトーの「CLENA2K」など、新しいクレーンゲーム機が次々と登場。景品の大型化や高品質化が進む中、クレーンゲームの楽しさと魅力は今も変わらず、多くの人々に愛され続けています。

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