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3月9日 松本山賊焼の日

松本山賊焼の日
ウィキペディアより

 3月9日は松本山賊焼の日。長野の郷土料理「松本山賊焼」の美味しさを県内外の多くの人に知ってもらい、松本市の魅力の一つとして広めるために、松本山賊焼を愛する市民や事業所によって設立された松本山賊焼応援団が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、さん(3)(9)」の語呂合わせから、3月9日とした。

松本山賊焼

 ニワトリのモモや胸の一枚肉をニンニクやショウガなどが入ったしょうゆベースのたれに漬け込み、片栗粉をつけて揚げた松本の郷土料理。

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 松本山賊焼きは、日本の中信地方を代表する郷土料理の一つで、特に松本市や塩尻市で親しまれているソウルフードです。この料理は、にんにくとタマネギをすりおろして作る特製の醤油タレに鶏のもも肉を漬け込み、その後片栗粉をまぶしてカラッと揚げることで仕上げられます。名称に「焼き」とありますが、実際には揚げる料理であり、そのジューシーで香ばしい風味が特徴です。

 その起源は塩尻市にある「山賊」という居酒屋にまで遡ります。第二次世界大戦前後に「松本食堂」の店主の祖父夫婦によって考案されたとされ、骨付き肉を使った料理で、その独特の風貌が山賊に似ていたことから、この名が付けられたと伝えられています。店の横には「元祖山賊焼」の石碑が建てられ、その歴史を今に伝えています。

 2000年代に入り、松本市を中心に地元料理としてのPR活動が活発化しました。松本食堂事業協同組合青年部が中心となり、山賊焼きを出す店にのぼり旗を掲示し、2012年には「松本山賊焼応援団」が結成されました。松本風独自の基準を設け、持ち帰り用ににおいを抑えるためショウガを加えるなどの工夫がされています。

 中信地方の居酒屋や食堂のメニューには欠かせない存在であり、家庭料理やスーパーの惣菜としても親しまれています。千切りキャベツを添えて提供されることが多く、そのボリュームと味わい深さで地元民はもちろん、観光客にも愛されています。

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