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3月18日 高校生パーラメンタリーディベートの日

 3月18日は高校生パーラメンタリーディベートの日。グローバル社会に対応する人材を数多く排出することを目指して、日本中の高校に即興型であるパーラメンタリーディベートを普及させる事を目的に、一般社団法人日本高校生パーラメンタリーディベート連盟が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、パーラメンタリーディベートの全国大会が日本で初めて開催された日(2012年3月18日)にちなんで、3月18日とした。

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 パーラメンタリーディベートは、イギリス議会の議論スタイルをモデルにした、参加者が肯定側と否定側に分かれて特定の論題について議論を交わすディベート形式です。この形式のディベートは、参加者に対し即興での発言や論理的思考、さまざまな知識の活用が求められます。論題は社会、政治、倫理、環境、国際問題など多岐にわたり、ディベートの準備時間は通常15~30分と短く設定されています。

 このディベート形式では、参加者は自分の意見や立場とは異なる観点から主張を展開することも求められ、これによって柔軟な思考力や異なる視点への理解を深めることができます。肯定側と否定側はそれぞれの立場から論拠を提示し、相手チームの主張に反論しながら、審判や聴衆を説得することを目指します。

 パーラメンタリーディベートを通じて身につく能力は多岐にわたります。特に強調されるのは、英語での発信力、論理的思考力、幅広い知識、プレゼンテーション力、そしてコミュニケーション力です。これらのスキルは、教育現場だけでなく、将来的にビジネスや政治などの分野で活躍する上でも非常に価値のあるものとされています。

 世界中で教育現場に導入されているパーラメンタリーディベートは、若者に重要なスキルを育成する手段として評価されています。元イギリス首相のトニー・ブレアなど、多くの政治家やビジネスリーダーがディベートの経験を活かしています。このディベート形式は、参加者に自分のアイデアを効果的に伝え、他者を説得する力を養うと同時に、異なる視点を尊重し、多様な意見を受け入れる姿勢を身につけることを可能にします。