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~今日は何の日?~

3月25日 みつこの日

 3月25日はみつこの日。日本全国のみつこさんに同じ「みつこ」と言う名前に親しみをもってもらい、歌手・中村美律子をより身近に感じてもらおうと、『河内おとこ節』などで知られ、2021年にデビュー35周年を迎えた演歌歌手の中村美律子氏が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、みつこ(325)」の語呂合わせから、3月25日とした。

中村美律子

 1950年生まれ大阪府出身の演歌歌手。「河内おとこ節」「島田のブンブン」「瞼の母」「人生桜」「だんじり」などがある。

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 中村美律子は、1950年7月31日生まれの大阪府東大阪市出身の演歌歌手・女優です。本名は中村美津子で、河内音頭や浪曲をベースにした情感豊かな歌唱スタイルで知られ、大阪では絶大な人気を誇ります。彼女のヒット曲には「河内おとこ節」「島田のブンブン」「瞼の母」「人生桜」「だんじり」などがあります。特に「瞼の母」では、一人五役をこなし、その表現力の高さを見せつけました。

 1995年と1998年の座長公演では、それぞれ大阪新歌舞伎座と新宿コマ劇場での動員記録を更新。特に「雲の上の青い空」は中村の半生を描いた作品で、NHKで放送されました。彼女はまた、慈善活動にも積極的で、1994年から始めた盲導犬育成支援活動「みつまめ会」を通じて、多くの盲導犬を育て、その活動は「第8回まちかどのフィランソロピスト賞」の受賞につながりました。

 中村美律子は、毎日放送の歌謡番組『乾杯!トークそんぐ』で2代目ママを務め、12年間にわたって番組を支えました。彼女のキャリアの中でも、2001年のデビュー15周年コンサートは特筆すべきで、演歌歌手として初めて大阪ドームで行われ、約4万人を動員しました。また、「島田のブンブン」はコウメ太夫によって自虐ネタとして使用されるなど、彼女の楽曲は多方面に影響を与えています。

 さらに、彼女は興國商業高校の先輩である吉本新喜劇の島木譲二とのセリフネタや、MOTER MANの大阪環状線での乗客役など、多様なメディアで活躍しています。2005年に発売されたシングル「風まかせ」は、瀬戸内寂聴が初めて作詞を手掛けた曲で、話題を呼びました。これらの活動を通じて、中村美律子は多岐にわたる才能を発揮し、日本の音楽界において独自の地位を築いています。

記念日とかいろいろ

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