4月1日 不動産鑑定評価の日
4月1日は不動産鑑定評価の日。社会や国民に向けて不動産を鑑定する業務と不動産鑑定士の社会的な役割を周知することを目的に、公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、『不動産の鑑定評価に関する法律』の施行日が1964年4月1日だったことから、4月1日とした。
不動産鑑定士とは
「不動産鑑定士」とは、『不動産鑑定評価に関する法律』に基づいて制定された国家資格。
ちなみに民法では、不動産とは「土地およびその定着物」という意味。定着物とは、建物や立木のように動かない物のことだが、例外的に自動車や航空機などは不動産扱いされている。
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不動産鑑定士は、不動産の価値を専門的に評価する専門家です。土地や建物などの不動産に対して、その価値を公正かつ客観的に鑑定し、鑑定評価書を作成する役割を担います。この鑑定評価書は、不動産の売買、賃貸、担保設定、税金計算、訴訟、相続、企業の財務諸表作成など、様々な場面で重要な根拠として利用されます。
不動産鑑定士になるためには、国が実施する厳しい国家試験に合格し、その後、所定の研修を受けて登録を行う必要があります。鑑定士は、市場動向、法律、経済の知識はもちろん、建築や土地利用の専門知識をも必要とされるため、幅広い学識と高度な専門性が求められる職業です。日々変化する市場や法規制の動向に敏感である必要があり、継続的な学習と情報収集が欠かせません。
不動産鑑定士の仕事は、単に数字を算出するだけではなく、その不動産の持つ独自性や将来性を見極め、多角的な観点から評価を行うことが求められます。そのため、高い倫理観と責任感、そして冷静な判断力が不可欠となります。不動産市場における公平な取引を支え、人々の財産価値を守る重要な役割を果たしています。
