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4月4日 KOBE JAZZ DAY 4/4

 4月4日はKOBE JAZZ DAY 4/4。兵庫県神戸市の豊かな文化の創造を目的に、公益財団法人神戸市民文化振興財団が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ジャズと言えば4ビート(4/4拍子)であることから、4月4日とした。

 ちなみに、4/4は「エイプリル・フォース」と読む。

ジャズについて

 ジャズとは、黒人の民俗音楽と白人のヨーロッパ音楽とが融合してできた音楽で、アメリカのニューオーリンズ発祥と言われている。1917年、ニューオーリンズ出身の白人バンドであるオリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドが、ジャズでは初の商業用レコードを発売した。

 日本でジャズが始まったのは1923年、日本初のジャズバンド「井田一郎とラッフィング・スターズ」によって神戸市でジャズが演奏されたのが始まりだと言われている。

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 ジャズは、20世紀初頭にアメリカ合衆国で生まれた音楽ジャンルで、アフリカ系アメリカ人の間で発展しました。この音楽は、ブルースやラグタイムといったアフリカ系アメリカ人の伝統音楽、そしてヨーロッパ系の音楽理論が融合し、独自の形式を築き上げてきました。ジャズの魅力は、即興演奏にあります。演奏者は、基本的なメロディーやリズムに沿いながらも、その場の感情や相互作用に基づいて新たな音楽を創造します。

 ジャズは多様性に富んだジャンルであり、スウィング、ビバップ、クールジャズ、フリージャズ、フュージョンなど、時代と共にさまざまなスタイルが生まれています。それぞれのスタイルは、独自の特徴と表現方法を持ち、ジャズの幅広い魅力を世界に示してきました。

 また、演奏者間のコミュニケーションが非常に重要な音楽です。一つの曲の中でも、各楽器がリードを取ったり、バックアップをしたりしながら、互いに対話するように演奏します。これにより、ジャズ独特のダイナミックなサウンドが生まれ、聴く人々に新たな驚きや感動を提供します。

 音楽だけでなく、社会や文化にも大きな影響を与えてきました。アメリカの人種差別の歴史の中で、ジャズは異文化間の架け橋となり、人々に共感や理解の重要性を教えてきました。また、ジャズは世界中に広がり、各国の音楽と融合することで、国境を超えた普遍的な言語となっています。

 ジャズは、単なる音楽ジャンルを超えた芸術形式であり、自由な表現、即興の美しさ、そして人間の創造性の祝福を称えるものです。ジャズを聴くことは、演奏者と聴き手が一緒に旅をするようなもの。常に新しい発見があり、心を豊かにしてくれます。

記念日とかいろいろ

音楽の記念日