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4月4日 歯周病予防デー

歯周病予防デー

 4月4日は歯周病予防デー。歯周病罹患率80%という日本の現状を改善しようと、全国の歯科衛生士が立ち上げた新たな歯周病予防法(歯肉のプラークコントロール)の普及活動を行う「Goodbye Perio プロジェクト」が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(4)周病(4)防」の語呂合わせと、プロジェクトが本格的に活動を開始したのが2012年4月4日であることから、4月4日とした。

歯周病の豆知識

 歯周病とは、歯の周辺組織に関わる病気の総称。「歯槽膿漏」「歯肉炎」「歯周炎」などの種類がある。主に歯垢によって引き起こされる。初期は痛みを感じないため、気づくと悪化していることが多く、最悪歯が抜け落ちることもある。

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 歯周病は、歯を失う主な原因の一つとされ、その予防は口腔内の健康を維持する上で非常に重要です。歯周病の予防には、日々の適切な口腔ケアと定期的な歯科診療が欠かせません。まず基本となるのは、正しいブラッシング方法を身につけること。歯と歯茎の境目を丁寧に、そして優しく磨くことで、歯垢の蓄積を防ぎます。また、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、ブラシの届きにくい部分の清掃を怠らないことも大切です。

 食生活も歯周病予防において重要な役割を果たします。バランスの取れた食事を心がけ、砂糖の摂取量を控えることで、歯垢の主な原因となる細菌の活動を抑えることができます。加えて、硬い食べ物を噛むことは、歯茎を刺激し、その健康を促進する効果も期待できます。

 定期的な歯科検診は、初期の歯周病を見つけ出し、適切な治療を受けるためにも不可欠です。プロフェッショナルなクリーニングによって、自宅でのケアでは取り除くことが難しい歯石や歯垢を除去し、歯周病の進行を防ぎます。

 また、ストレス管理も歯周病予防に役立ちます。ストレスは体の抵抗力を低下させ、歯周病を引き起こす原因となり得るため、適度な運動や趣味の時間を持つことで、心身ともに健康を保つことが重要です。

 歯周病の予防は、毎日の小さな積み重ねが大きな差となって現れます。正しい口腔ケアの習慣を身につけ、バランスの良い食事と定期的な歯科診療を心がけることで、一生涯にわたる健康な口腔環境を維持することができます。

記念日とかいろいろ