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4月4日 ピアノ調律の日

ピアノ調律の日

 4月4日はピアノ調律の日。ピアノ調律に対する理解と認識を深めてもらうことを目的に、国際ピアノ製造技師調律師協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、調律の基準音A=440ヘルツを採用するのが一般的なことから、AをApril、440を4月4日に当てはめて、4月4日とした。

A=440ヘルツ

 「A=440ヘルツ」とは、楽器の調律を行うとき、中央ハのすぐ上の一点イ(「ドレミファソラシド」の「ラ」)を周波数440Hzに調整するという意味。「A440」と表記することもある。

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 A=440ヘルツというのは、音楽の世界でとても基本的な概念で、音の高さを決める基準の一つです。この数値は、音楽の標準ピッチとして広く受け入れられており、特に西洋音楽での調律の際に重要な役割を果たします。具体的には、この周波数は「ラ」の音に相当し、オーケストラが共通のピッチで演奏するための出発点となります。

 この標準は、音楽家たちがどこでも、いつでも、同じ高さの音を出せるようにするために設けられました。このような共通の基準があるおかげで、世界中の音楽家が互いに調和して演奏することが可能になります。それにより、音楽の美しい調和が生まれ、聴く人々に深い感動を与えてくれるのです。

 また、A=440ヘルツを基準とすることで、楽器製造者はこのピッチに合わせて楽器を作ることができ、楽器間の音の一致も保たれます。この一貫性は、オーケストラやバンドなど、多くの異なる楽器が一緒になって演奏する際には特に重要です。それぞれの楽器が同じピッチで調整されていることで、演奏者間の音のずれを最小限に抑え、より豊かな音楽体験を提供することが可能になるのです。

 音楽におけるこのような標準化は、文化や地域を超えて共有される普遍的な価値を持っています。A=440ヘルツのピッチが音楽界全体で採用されているのは、それが音楽をより美しく、そしてよりアクセスしやすくするための手段だからです。音楽を愛する私たちにとって、共通の言語のようなものであり、人々を一つにする力を持っています。

記念日とかいろいろ

音楽の記念日