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~今日は何の日?~

4月7日 夜泣き改善の日

 4月7日は夜泣き改善の日。「樋屋奇応丸」をより多くの人に知ってもらい、赤ちゃんと親御さんの健康を守ろうと、樋屋製薬株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、夜泣(47)き」の語呂合わせから、4月7日とした。

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 夜泣きは、多くの乳幼児が経験する自然な現象であり、特に生後数ヶ月から1歳頃の赤ちゃんに多く見られます。この時期の夜泣きは、さまざまな原因によって引き起こされることがあり、それぞれに適した対応が必要とされます。東洋医学では、脾や腎の冷えが原因の一つとされ、体を冷やさないようにすることが推奨されています。また、精神的なショックや恐れ、そして暑さによる夜泣きもあり、赤ちゃんの心身のバランスを整えることが大切です。

 夜泣きへの対応としては、まず赤ちゃんの生活リズムを整えることが基本です。朝は同じ時間に起き、日中は適度に活動させ、夜は静かで穏やかな環境を整え、毎日同じ時間に就寝させることが重要です。また、沐浴や睡眠中に体を冷やし過ぎないように気をつけること、冷たい食べ物を控えること、そして外で自然の中で遊ばせることも、赤ちゃんの体温調節機能や発汗機能の発達を促し、夜泣きの予防につながります。

 精神的な安定を促すためには、夜泣きが始まった際には、赤ちゃんを優しく抱っこし、体を摩るなどして安心感を与えることが効果的です。また、夜間に強い光や大きな音を避け、赤ちゃんが驚くような環境から守ることも大切です。心地よい睡眠環境の提供は、赤ちゃんにとって安心して眠るための重要な要素です。

 夜泣きに対する理解と適切な対応は、赤ちゃんだけでなく家族全員の心身の健康を守ることにつながります。赤ちゃんの夜泣きは時にストレスの原因となるかもしれませんが、それは成長の一環であり、多くの場合、時間と共に自然に解消されます。赤ちゃんと共にゆっくりと成長の過程を楽しむ心持ちが、夜泣きへの最良の対応と言えるでしょう。

樋屋奇応丸

夜泣き改善の日

 読み方は「ひや・きおーがん」。生薬から作られた小児薬。高ぶった神経を鎮め、崩れた「心と身体のバランス」を整えることで夜泣きを改善する。

「東大寺の破れ太鼓を修理した際、その腔裏に一薬方が書かれていた。寺僧がその処方を製し、もろもろの病に試みると、数々の奇効をみ、しばしば妙応をあらわしたことから奇応丸と名づけた」(雙桂集)