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4月7日 1994年のルワンダにおけるジェノサイドを考える国際デー

 4月7日は1994年のルワンダにおけるジェノサイドを考える国際デー。ルワンダ大虐殺を想起し、ジェノサイドの防止を呼びかけるという目的で、2003年12月23日に国際連合が制定した。
 英語名は、"International Day of Reflection on the Genocide in Rwanda"。

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 International Day of Reflection on the Genocide in Rwandaは、毎年4月7日に開催される国際的な記念日です。この日は、1994年4月7日にルワンダで発生した大虐殺の開始日を示しており、この虐殺では推定で約80万人のトゥチ族と穏健派のフツ族が、過激派フツ族によってわずか100日で虐殺されました。

 2003年、国際連合総会は、ルワンダ虐殺の犠牲者を追悼し、未来の世代に対し予防と再発防止の重要性を伝える目的で、4月7日を国際ルワンダ虐殺反省デーとして制定しました。この記念日は、過去の悲劇を忘れることなく、世界中の人々が互いに理解と協力を深め、平和と安定を築くための意義が込められています。

 この記念日の主な目的は、ルワンダ虐殺の犠牲者を追悼し、過去の出来事から学び、ジェノサイドや他の大量虐殺の再発防止を目指すことです。また、人権教育や平和構築、紛争解決の取り組みを推進し、国際社会が連帯してジェノサイドの危機に対処する能力を高めることも目標とされています。

 International Day of Reflection on the Genocide in Rwandaでは、各国で追悼式典や平和に関するイベントが開催されます。また、教育機関や市民団体が、ジェノサイドの歴史や予防策に関する教育プログラムを展開することが推奨されています。このような取り組みを通じて、人々が過去の悲劇から学び、平和的な共存を目指す社会の構築に寄与しています。

ルワンダ大虐殺とは

 1994年4月にルワンダで発生したジェノサイドのこと。およそ3カ月で80万人が殺されたとされている。

記念日とかいろいろ

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